
ソウル市は26日、「清渓川(チョンゲチョン)一帯で、電気自動運転のシャトルバスのテスト運営を開始する」と明らかにした。
同日テスト運行を開始したシャトルバスは、企画段階から公共交通を目的に作られた8人乗り車両だ。天井に大型フロントガラスを設置し、側面ガラスも乗客の腰の位置まであり開放感を高めた。乗客の利便性のため、座席別に携帯電話などを充電できるUSBポートとスクリーンも設置した。
今月末までのテスト運行期間に、3台のバスが平日は午前9時から午後6時まで、土曜日は午前9時から午後1時半まで15~20分間隔で運行される。運行地域は、清渓広場から世運(セウン)商店街までだ。日曜日は運行しない。市は、「来月から正式運行を開始すれば、自動運転専用スマートフォンアプリケーション(アプリ)『TAP!』を通じて運行状況を確認できる。年内に清渓5街まで運行範囲も増やす予定だ」と明らかにした。乗車料金は無料だ。
自動運転のシャトルバスだが、突発状況に備えて安全管理要員が常に乗車する。市の関係者は、「清渓川の近くは道路が狭く、バイクや歩行者が突然飛び出してくることがある」とし、「安全管理要員が危険だと判断すれば、手動モードに切り替えることができる」と説明した。
バスから降りる時にドアに挟まれないように、出入り口に圧力と光を感知するセンサーも取り付けられた。ソウル市の白虎(ペク・ホ)都市交通室長は、「都心の名所である清渓川で、自動運転車が走る風景は注目を集めるだろう」とし、「市民が自動運転技術を経験できるよう、持続的に支援していく」と明らかにした。
サ・ジウォン記者 4g1@donga.com