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自動運転車が警察官の手信号も読み取る、光州科学技術院研究チームが関連DB構築

自動運転車が警察官の手信号も読み取る、光州科学技術院研究チームが関連DB構築

Posted July. 11, 2022 08:55,   

Updated July. 11, 2022 08:55

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韓国国内の研究チームが、警察や交通安全要員が送る手信号と指示棒の信号を集めた世界最大規模の手信号データベース(DB)を構築した。自動運転車が、道路上で手信号と指示棒の信号を認識できるように学習するのに使われる。自動運転車が、突発状況により能動的に対応できるものと期待される。

光州(クァンジュ)科学技術院(GIST)機械工学部のイ・ヨング教授の研究チームは6日、2018年から約4年間、信号機のように位置変化のない静的な道路上の物体と、歩行者や警察官など動く人や物を検出する自動運転車用DBを世界最大規模で構築したと明らかにした。

自動運転車は、カメラやライダー(光レーダー)センサーなどを利用して収集した情報と、道路上の状況を盛り込んだイメージおよび映像DBを比較しながら状況に対処する方法で運行する。研究チームが今回構築した交通手信号DBは、このような道路上の物と人を検出するための道路走行イメージ10万枚と、歩行者と警察官の追跡のためのイメージ20万枚、警察と交通安全要員の指示棒と手信号の映像1万件で構成される。

研究チームは、今回構築したDBは今後、レベル4技術以上の自動運転車に必須要素である交通手信号認知の土台づくりに役立つものと期待している。レベル4は、運転者や乗客の操作なしに運行できるように設計されたもので、自動車が自ら走行環境のモニタリングと突発状況への対応が可能な技術だ。

研究チームは、このように構築したDBを適用した自動運転車を道路を走らせることにも成功した。実演に使われた自動運転車には、ビジョンセンサーであるカメラ11台を搭載したが、実際に周辺環境を識別し、走行中に登場する警察官の手信号を認識して止めることにも成功した。研究チームは、これまで蓄積したDBを国内自動運転技術の高度化に向けた研究に活用できるよう、公共データポータル(www.data.go.kr)に公開した。


キム・ミンス東亜サイエンス記者 reborn@donga.com