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新型コロナで医療利用減少、医師の年俸が10年ぶりに減少

新型コロナで医療利用減少、医師の年俸が10年ぶりに減少

Posted July. 08, 2022 09:43,   

Updated July. 08, 2022 09:43

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新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、2020年の韓国国内の医師の年俸が減ったことが分かった。市民が手洗いとマスク着用などの個人衛生規則を守りながら、病院や医院をあまり訪れなかった影響と見られる。

保健福祉部は7日、このような内容の「保健医療人材の実態調査」の結果を発表した。初めて発表された今回の調査は、全国の医師や漢方医、看護師、薬剤師など20の保健医療職種従事者約201万人を対象に行われた。2020年基準の医師の平均年俸は約2億3100万ウォンで、2019年の約2億3600万ウォンから500万ウォンほど減った。該当調査結果によると、2010年は1億3800万ウォンだった医師の年俸は、2019年まで毎年増え、2020年に入って初めて減少した。

調査を行った韓国保健社会研究院のシン・ヨンソク先任研究委員は、「新型コロナの流行で国民の医療利用が減った影響だ」とし、「小児青少年科と耳鼻咽喉科などを訪れる人が大きく減少したものと分析される」と話した。

医師は、全体20の保健医療職種のうち、賃金の水準が最も高かった。医師の次に賃金の多い職種は歯科医で、平均年俸は約1億9500万ウォンだった。次いで、△漢方医(約1億900万ウォン)、△薬剤師(約8400万ウォン)、△漢方薬剤師(約4900万ウォン)、△看護師(約4700万ウォン)の順だった。

シン委員は、「韓国は経済協力開発機構(OECD)の平均と比較した時、保健医療人材の職種間の賃金格差が大きい方だ」とし、「OECDの主要国では、医師の賃金は看護師の2、3倍の水準だが、韓国は5倍に達する」と話した。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com