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ジョコビッチ、ワクチン接種義務化で全米オープン出場が微妙に

ジョコビッチ、ワクチン接種義務化で全米オープン出場が微妙に

Posted June. 17, 2022 08:59,   

Updated June. 17, 2022 08:59

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「米国疾病予防管理センター(CDC)の指針に従う。例外ケースを作る考えはない」

16日、米紙ニューヨークタイムズなどによると、ルイス・シャー全米テニス協会会長はノバク・ジョコビッチ(35=セルビア、世界ランキング3位)が全米オープンに参加する可能性を聞かれて、このように答えた。こうした協会の立場から、全米オープンで3度優勝したジョコビッチが8月29日にニューヨークで開幕する今大会に参加するのは事実上不可能になった。CDCは、新型コロナウイルスのワクチンを接種していない外国人の米国入国を許可していないからだ。

ジョコビッチは今年1月、全豪オープン参加のためメルボルン空港に到着したが、全豪テニス協会から発給された「ワクチン接種免除許可書」の効力を認めてもらえず、結局国を拒否された。そして、大会4連覇と四大大会男子シングルス最多勝(当時21回)達成の機会をすべて逃した。それでもジョコビッチは、「無理やりワクチンを接種しなければならないのなら、むしろ優勝トロフィーを放棄する」としてワクチン接種を拒む姿勢を曲げなかった。

その後、欧州で新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化し、ジョコビッチは全仏オープンに正常に参加し、27日に英国ロンドンで開幕するウィンブルドン参加も大きな問題がない状況だ。しかし、大西洋を渡るためにはワクチン接種が必要である状況は依然として変わっていない。


黃奎引 kini@donga.com