Go to contents

コロナのおかげで世界がオンラインで韓国文化を堪能

コロナのおかげで世界がオンラインで韓国文化を堪能

Posted May. 27, 2022 08:52,   

Updated May. 27, 2022 08:52

한국어

「新型コロナのおかげで、韓国の文化遺産を世界がオンラインで楽しめるようになりました」

26日午前、ソウル中区(チュング)にあるロイヤルホテルソウルで会ったオマーン・スルタン・カブース大学のムハンマド・アル・アムリ教授は、「新型コロナがもたらした危機を、機会にしなければならない」と強調したうえで、このように話した。芸術教育科専攻の教授であるアムリ氏は、「新型コロナを機に、文化遺産のデジタルアーカイブ化が急速に進んでいる。韓国も文化遺産のデジタル転換はもちろん、様々な文化行事のオンラインでの開催を推進している」とし、「最も重要なのはアクセス性だ。世界の人々が韓国文化を享受できるよう、英語など多様な言語で翻訳してサービスを提供しなければならない」と強調した。

アムリ教授は23日、ソウル龍山区(ヨンサング)にあるブルースクエアで開かれた第11回世界文化芸術教育週間「文化芸術教育国際シンポジウム」の講演者として参加し、オマーンの文化芸術教育の現状と新型コロナ以降の予測をテーマに講演した。文化体育観光部が主催し、韓国文化芸術教育振興院が主管した今回のシンポジウムで、韓国やエジプト、マレーシア、オマーン、英国出身の文化芸術教育分野の専門家5人は、「ポストコロナ時代の文化芸術教育、回復と転換」をテーマに講演を行った。

アムリ教授は、新型コロナで非対面教育が拡大し、実習が重要な文化芸術教育に限界があったが、より多くの人が文化芸術に接することができるようになったのは機会だと強調した。

新型コロナで各国が非対面疎通方法について悩むことになり、オマーンも文化芸術教育において大きな変化があった。氏は、「新型コロナ以前の大学での芸術教育は、そのほとんどが対面であり、オンライン授業は1、2件に過ぎなかった。新型コロナに見舞われた2020年初めから、オンラインで講義を聞けるよう、教授陣と学生に技術を教え、認識変化をさせるのに長い時間がかかったが、今はオンラインとオフラインを併合した方法の教育が普遍化した」と話した。

新型コロナがエンデミックに転換され、対面行事と教育が再び増えることについて、アムリ教授は、「オンラインとオフラインが併合された、ツートラックの教育方法がバランスを維持するだろう」と見込んだ。氏は、「学生たちが多く参加する理論中心の文化芸術教育はオンラインで、実習はオフラインで行われる複合的授業形態が望ましいだろう」と話した。


金哉希 jetti@donga.com