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新型コロナ以降、家庭の温室効果ガス排出量が増加

新型コロナ以降、家庭の温室効果ガス排出量が増加

Posted May. 11, 2022 08:59,   

Updated May. 11, 2022 08:59

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新型コロナで家に滞在する時間が増え、この2年間、ソウルの家庭から出る温室効果ガスの排出量が増加した。

ソウル市は10日、「温室効果ガスのインベントリ算定結果」を発表した。同資料によると、昨年ソウル市内の温室効果ガスの排出量の試算値は4546万2000トンだ。市が、国際社会に温室効果ガスの削減を宣言した2005年(4944万5000トン)よりは8.1%、昨年(4558万9000トン)よりは0.3%減少した数値だ。

ソウル市内の温室効果ガスの排出量は、2005年以降、年平均0.5%ずつ減少してきた。△輸送、△産業、△発電部門の排出量が減った。市は、「自動車の燃料消費効率の改善や排出量の高い工場の他の地域への移転などが、排出量の減少に影響を及ぼした」と説明した。

しかし、新型コロナの発生後、家庭部門の温室効果ガスの排出量は増えた。2019年は1万2565トンだった排出量は、2021年は1万3351トンで、2年間で約6.3%が増えた。家庭排出温室効果ガスは、これまで着実に減少してきた。新型コロナによる自宅隔離や在宅勤務などが日常化し、冷暖房器具のようなエネルギー使用が増え、温室効果ガスの排出量が増加したものと見られる。

2020年の廃棄物部門の温室効果ガスの排出量も、2019年に比べて3.3%増えた。使い捨て用品の使用増加などが原因に挙げられる。ソウル市のユ・ヨンシク気候環境本部長は、「温室効果ガスの削減政策と連係し、ソウル市の『2050炭素中立』目標の達成に向け全力を尽くしたい」と明らかにした。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com