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「ディスカバリーファンド疑惑」で張夏元代表の拘束令状を申請

「ディスカバリーファンド疑惑」で張夏元代表の拘束令状を申請

Posted May. 10, 2022 08:45,   

Updated May. 10, 2022 08:45

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警察が、買い戻しの打ち切りで投資家に莫大な被害を与えたディスカバリー資産運用の張夏元(チャン・ハウォン)代表(63)の拘束令状を申請した。張代表は、張夏成(チャン・ハソン)駐中韓国大使の実弟だ。

ソウル警察庁・金融犯罪捜査隊は9日、特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺と資本市場法違反の容疑で、張代表に対して6日、事前拘束令状を申請したと明らかにした。張代表は、ディスカバリーファンドの不正を知りながらも、投資家に引き続きファンド商品を販売し、被害を及ぼした容疑などがかけられているという。

警察の関係者は、「令状申請が遅れたのではないか」という質問に、「色々な疑惑に対する調査が必要だった」と明らかにした。警察は、今年2月から張代表を3回呼んで取り調べを行った。いわゆる「上層部」の庇護可否については、「引き続き(調査を)進めている」とコメントした。

ディスカバリーファンドは2017年から販売されたが、不良化し、2019年4月に買い戻しが中断された。ディスカバリーファンドが投資家に与えた被害額は、昨年4月末基準で2562億ウォンに上る。

該当ファンドに、張夏成大使は、大統領政策室長就任直後の2017年7月、妻と共に約60億ウォンを投資した。同月、公正取引委員長だった金尙祚(キム・サンジョ)元大統領政策室長も約4億ウォンを投資した。蔡利培(チェ・イベ)元議員も投資家の一人だ。彼らは、このファンドの投資で損害を被ったという。警察は、張大使などを取り調べる計画があるかという質問に、「必要ならば検討する」と明らかにした。


ナム・ゴンウ記者 woo@donga.com