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国際近代五種連合、近代五種で馬術の代わりに「障害物レース」を検討

国際近代五種連合、近代五種で馬術の代わりに「障害物レース」を検討

Posted May. 04, 2022 08:51,   

Updated May. 04, 2022 08:51

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国際近代五種連合(UIPM)が競技の公正性を巡る論議が巻き起こっている中、馬術を除外して新たに採用する種目の候補に「障害物レース」を採用した。

UIPMは3日、ハンガリ-のブダペストで理事会を開き、馬術に代わる種目として提案された60種目のうち障害物レースを試験的に実施する種目に決めたと発表した。6月、トルコのアンカラで開かれるUIPMワ-ルドカップファイナル以後、障害物レースのテストを行う。障害物レースの具体的な競技方式は公開されなかった。

レ-ザ-ラン(射撃とランニング)、水泳、フェンシングとともに近代五種の種目の一つである馬術は、昨年開かれた東京五輪では競技の公正性に疑問を示す声があがった。馬術より先に行われるフェンシングと水泳の順位によって乗る馬が抽選で決まるのだが、馬によって競技力に差が生じ公正な競争が行われていないという指摘だった。東京五輪の近代五種女子に出場したアニカ・シュロイ(32・ドイツ)は途中まで首位を走っていたが、馬術で馬が障害の飛越を拒否したため、0ポイントとなり31位で大会を終えた。これに怒ったシュロイのコ-チが当時、馬に殴り懲戒処分を受けた。

オリンピックの舞台では、2028年ロサンゼルス大会から馬術に代わる新種目が近代五種に採用される見通しだ。反発の声もある。東京五輪の男子金メダリストのジョセフ・チュン(27、英国)らは今回の理事会を控え、国際オリンピック委員会(IOC)のト-マス・バッハ委員長宛に馬術を近代五種から除外しないよう求める書簡を送った。

競技時間が長く退屈だという指摘を受け、UIPMは2024年パリ五輪から陸上のトラック長さを800メートル(1回基準、計4回)から600メートルに減らすなどの変化も模索している。


姜泓求 windup@donga.com