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ウクライナのテニス選手、「侵攻に反対したロ選手はウィンブルドン出場を認めるべき」

ウクライナのテニス選手、「侵攻に反対したロ選手はウィンブルドン出場を認めるべき」

Posted April. 23, 2022 08:36,   

Updated April. 23, 2022 08:36

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「すべてのウクライナ人がロシアとベラルーシ選手の出場禁止を望んでいるわけではない」

ウクライナ代表として2020東京五輪テニス女子シングルスで銅メダルを獲得したエリナ・スビトリナ(28=世界ランキング25位、写真)が、両国選手に対するウィンブルドン出場を禁止したオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)の決定に反対の意思を明らかにした。AELTCは20日、ロシアのウクライナ侵攻に反対する意味で、ロシアとこれに同調したベラルーシ選手は、6月27日(現地時間)に開幕する今年のウィンブルドンへの参加を認めないことにしたと発表した。

これに対し、スビトリナは英BBCラジオに出演し「ロシア政府に対して(反対の)声を出さない選手なら出場を禁止させるのが正しい」とし、「そうでなければウィンブルドンに出場して競争できるように認めてこそ公正だ」と主張した。

ウクライナ選手の中で男女を通じて最も世界ランキングの高いスビトリナは、女子プロテニス(WTA)で、「ロシア選手も個人資格では大会に出場できる」と決定すると、ロシア選手アナスタシヤ・ポタポワ(21)との試合に出場することを決めた。スビトリナは当時2-0で完勝を収めた後、「賞金全額をウクライナ軍に寄付する」と明らかにした。

ロシア選手たちも反発した。男子シングルス8位のアンドレイ・ルブリョフ(25)は22日、セルビアオープン2回戦を終えた後、「今回の決定は葛藤解決に全く役立たない。むしろ憎悪と偏狭を助長するだけだ」と話した。ルーブルリョフは今年2月、ドバイデューティーフリー・テニス選手権の準決勝で勝利した後、中継カメラのレンズに付けられたパネルに「No War Please」(どうか戦争を止めてください)とのメッセージを書いた。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com