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チェ・ミンジョンが世界選手権4度目の総合優勝、ショートトラックの新しい伝説に

チェ・ミンジョンが世界選手権4度目の総合優勝、ショートトラックの新しい伝説に

Posted April. 12, 2022 08:42,   

Updated April. 12, 2022 08:42

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伝説を越えた。韓国ショートトラックの看板、チェ・ミンジョン(24=城南市庁)が韓国女子では初めて国際スケート連盟(ISU)ショートトラック世界選手権で4度目の総合優勝を果たした。韓国選手の世界選手権総合優勝は4年ぶり。

チェ・ミンジョンは11日、カナダ・モントリオールのモーリス・リチャード・アリーナで行われた大会3日目、女子1000メートルと女子3000メートルスーパーファイナルで1位になった。前日の女子1500メートルでも優勝したチェ・ミンジョンは計107点で84点を獲得したキム・ブータン(28・カナダ)を抜いて総合優勝を果たした。チェ・ミンジョンは女子500メートルを除いた残りの全試合でも金メダルを獲得した。

2015年と2016年、2018年に続く通算4度目、4年ぶりの総合優勝だ。チェ・ミンジョンは韓国女子ショートトラックの伝説とされるチョン・イギョン(1995~1997年)、チン・ソンユ(2005~2007年)総合優勝記録(3度)を更新した。総合優勝6回の中国の楊揚(46)、5回のカナダのシルビー・デーグル(60)に続き3番目の総合優勝記録だ。

2022北京冬季五輪で金メダル1個(女子1500メートル)、銀メダル2個(女子1000メートル、3000メートルリレー)を首にかけたチェ・ミンジョンは、「正直、北京では満足できなかった。それがより良いスケーターになり、より多くのことを達成したい気持ちにさせた」と話した。韓国選手では最も高い順位に上がったチェ・ミンジョンは来季の国家代表に自動選抜された。

個人総合順位の計算には含まれない3000メートルリレーでもチェ・ミンジョンは優勝した。チェ・ミンジョンなどチームメイトに関する中傷メールで2ヵ月の資格停止処分を受けたシム・ソクヒ(25)も一緒に金メダルを首にかけた。先月、鎮川(チンチョン)選手村に入村する過程でチェ・ミンジョン側は、「特定選手と練習以外の場所で接触が発生しないようにしてほしい」と要請したことがある。これを意識したかのようにコーチ陣は同日、チェ・ミンジョンを第2走者、シム・ソクヒを第4走者に配置し、二人はバトンを受け継ぐなどの接触なしにレースを行った。チェ・ミンジョンは最終コーナーでカナダとオランダ選手を追い抜いて劇的な優勝を成し遂げた。

同日、男子代表チームも5000メートルリレーで金メダルを獲得した。個人戦ではイ・ジュンソ(22・韓国体育大)が1000メートルと3000メートルスーパーファイナルでそれぞれ2位となり、韓国選手では最も高い総合3位に上がった。


姜泓求 windup@donga.com