Go to contents

「33人の女性独立活動家」を描いた柳俊華展

「33人の女性独立活動家」を描いた柳俊華展

Posted March. 30, 2022 08:41,   

Updated March. 30, 2022 08:41

한국어

1919年の3・1運動民族代表独立宣言文を朗読した33人は全員が男性だった。全国各地で各界各層が3・1運動に参加したが、公式に高く評価された女性は多くなかった。

西洋画家の柳俊華氏(リュ・ジュンファ・59・写真)は、このような問題意識を持って女性独立活動家を描いた。ソウル鍾路区(チョンロク)のソウル女談斎(ヨダムジェ)で開催されている展示会「33人の女性独立活動家に捧げる」は、歴史の中で光を放つことができなかった女性独立活動家33人の肖像を含め計62点の作品で構成されている。作品を通じて女性独立活動家の足跡にスポットライトを当てた。

柳氏は22日、電話でのインタビューで、「新女性グループに対する調査を1年ほどし、過去の新聞記事などに出てきた写真を集めた」とし、「描かなければならない人がとても多く、選ぶのに困った」と話した。33人の中には十分知られている柳寛順(ユ・グァンスン)、羅恵錫(ナ・ヘソク)の他にも2・8独立宣言書を密かに搬入して配ったキム・マリア、義烈団員の朴次貞(パク・チャジョン)を含め各自の場で闘争した看護師、妓生、学生が含まれた。

強靭な人も寂しげな人もいた。66の目を見ていると、「私は元気だ」、「君は元気か」と話しかけてくるようだ。肖像画のそばには、彼女たちを称える祭壇の絵「Ritual Table」(2021年)シリーズが展示されている。柳氏は、「資料の調査をして感動し、申し訳ないという思いが強くなった」と話した。祭壇の絵には、ワイン、コーヒー、すいか、卵、植木鉢が置かれている。主に女性が準備する儒教的祭壇から脱し、「共に楽しいテーブル」を作るという意味が込められた。柳氏は、「当時の女性と現代の女性が対座し、旅するように記憶を共有したい」と話した。

展示場地下1階にある過去の作品には少女が出てくる。柳氏は、2007年から18年まで作品に少女を登場させてきた。赤ん坊を背負って川を渡る少女を描いた「花川」(12年)を含め、少女は女性たちの一生を圧縮して表現する。柳氏は、「妊娠、出産などを通じて女性は生命を抱き癒す存在」とし、「女性について話すことが共同体を作ることができる方法の一つだと考える」と語った。8月25日まで。


キム・テオン記者 beborn@donga.com