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フィギュアの劉泳が世界選手権SPで4位発進

フィギュアの劉泳が世界選手権SPで4位発進

Posted March. 25, 2022 08:54,   

Updated March. 25, 2022 08:54

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韓国女子フィギュアスケートの看板、劉泳(ユヨン=18、スリ高)が、世界選手権のメダル獲得に近づいた。メダルを獲得すれば、韓国選手では9年ぶりの快挙となる。

2022北京冬季五輪フィギュア女子シングルで6位につけた劉泳は23日(現地時間)、フランス・モンペリエの「シュド・ド・フランス・アリーナ」で行われた2022国際スケート競技連盟(ISU)フィギュア世界選手権女子シングルのショートプログラム(SP)で、72.08点をマークし33人中4位につけた。初めて世界選手権に出場した劉泳は、SPの自己ベストである78.22点を越えることはできなかったが、今季最高得点を獲得した。一緒に試合に出場したイ・ヘイン(17=セファ女子高)は64.16点で11位だった。

韓国女子フィギュア選手が世界選手権でメダルを取ったのは「フィギュア女王」金妍児(キム・ヨナ=32)が唯一だ。金妍兒は2009年と2013年の世界選手権で金メダル2個を獲得し、銀メダル2個(10、11年)、銅メダル2個(07、08年)も獲得した。

劉泳のメダル獲得はいつにも増して可能性が高い。現在、世界最高の技量を誇る「ロシア3人組」(カミラ・ワリエワ、アンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トゥルソワ)がロシアのウクライナ侵攻による懲戒処分で欠場したからだ。

同日、劉泳は最初のジャンプでダブルアクセル(2回転半)ジャンプを跳んだ。五輪でも披露したトリプルアクセル(3回転半)は跳ばなかった。劉泳は、「今朝の練習でトリプルアクセルが良くないと感じた。そこでプログラムの完成度を高めるためダブルアクセルを跳ぶことにした」と話した。劉泳は同日、残りのジャンプも完璧にこなせず、高い加算点を獲得できなかった。劉泳は「五輪を終えた後も疲れている」とし、「しかし五輪を経験したためか、あまり緊張はしていない。その面で、今大会でクリーンプログラムという目標達成には役立ちそうだ」と話した。

キム・イェリム(19=スリ高)の新型コロナウイルス感染症の陽性反応で世界選手権出場権を取ったイ・ヘインは「世界選手権に行けるという話を聞いて泣いた。それだけ上手く滑りたい」と言い、「今日はかなり緊張した。フリーではもう少し集中して演技したい」と語った。

SPでは80.32点を記録した北京五輪銅メダリストの坂本花織(日本)が1位だった。ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)が75.00点で2位、マライア・ベル(米国)が72.55点で3位だった。劉泳は2位との点差が3点程度に過ぎず、26日に行われるフリースケートでミスがなければメダル獲得の可能性は高い。


金東昱 creating@donga.com