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来週から「迅速抗原検査」で「陽性」でも感染者認定

来週から「迅速抗原検査」で「陽性」でも感染者認定

Posted March. 10, 2022 10:27,   

Updated March. 10, 2022 10:27

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政府が専門家向け迅速抗原検査の結果が「陽性」の場合も直ちに新型コロナウイルスに感染したものと認める案を検討中だ。今は遺伝子増幅(PCR)検査で陽性が出た時に限って感染者と認めている。

9日、疾病管理庁によると、7日の1日間、全国で実施されたPCR検査数は96万1249件だった。防疫当局が明らかにした1日に検査可能なPCR検査件数は最大85万件。だが、最近になってこの限界を超える日が多い。検体分析が遅れ検査結果の通知までかかる時間も長くなっている。

このように増えつつあるPCR検査量をこれ以上処理することが難しくなったことから、防疫当局は近く、専門家向け迅速抗原検査で陽性が出てもコロナ感染者と認める見通しだ。現在は、迅速抗原検査で陽性が出れば、PCR検査を追加で受けなければならない。この追加検査を減らすだけでもPCR検査の件数を一部減らすことができる。

専門家らは、このような決定は避けられないとしながらも、補完策が必要だと指摘した。延世(ヨンセ)大学医学部診断検査医学教室のイ・ヒョクミン教授は、「PCR検査結果は陰性の『偽陽性』例が10%程度」とし、「まだ飲む治療剤のパックスロビッドを十分確保できていない状態なので、パックスロビッド処方が必要な患者はPCR検査で陽性の有無を確認しなければならないと思う」と話した。

一方、10日からは海外からの入国者など先制検査対象者のPCR検査回数も減る。海外入国者はPCR検査を入国後、1日目に1回だけ受け、7日目は迅速抗原検査を受ける。これまでは1日と7日目にPCR検査を2度受けた。療養病院など感染脆弱施設の従事者は現在、毎週PCR検査2回、迅速抗原検査2回を受けているが、4回目の接種完了者はPCR検査が免除される。入営現役兵はこれまで入営後、2回PCR検査を受けていたが、これからは入営前に選別診療所に訪問して入営通知書を見せれば、1回だけ検査を受けることになる。


イ・ジユン記者 asap@donga.com