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5日17時以降に99万人が投票、感染者数は分からない

5日17時以降に99万人が投票、感染者数は分からない

Posted March. 07, 2022 08:48,   

Updated March. 07, 2022 08:48

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5日午後に実施された新型コロナウイルス感染者と隔離者の事前投票で浮き彫りになったもう一つの議論は、感染・隔離者と一般有権者の正確な投票規模が集計されなかったことだ。このため、9日の開票の結果、1位と2位の候補の格差がわずかな場合は、事前投票のずさんな管理を巡る論議が激しい政治的混乱を引き起こす恐れがあるという懸念も出ている。

6日、中央選挙管理委員会の選挙統計システムによると、感染者の事前投票が始まった前日(5日)午後5時から投票の締め切り時間までに事前投票に参加した有権者は計99万630人。これは全体有権者(4419万7692人)の2.2%だ。

しかし、この99万人余りは、午後5時以降に投票した一般有権者と感染・隔離者がすべて含まれた数値だ。選管委はこのうち、感染・隔離者を別に集計するのはすぐには不可能だという姿勢を見せている。別途の感染・隔離者の名簿なしに、全体選挙人団が含まれた「統合名簿システム」の中で、感染・隔離者が本人かどうかを確認して投票するようにしたからだ。

ただ、感染・隔離者は、記票前に「本人確認書」を別途作成したため、この確認書を基準に感染・隔離者の投票規模を把握できるという観測もある。これに対して選管委の関係者は、「物理的に数えることはできるが、感染・隔離者の規模を別に集計するかどうかはまだ決まっていない」と話した。

これについて、政界では、「当選者が1〜2%程度のわずかな格差で決まると、感染・隔離者投票管理の不備が問題になりかねない」という懸念も出ている。しかし、与党「共に民主党」と最大野党「国民の力」は、いずれも不正選挙のフレームについては、ひとまず距離を置いている。両者共に勝利を確信している状況で、中途半端に不正選挙疑惑を提起して勝利すれば、自ら結果を否定する格好になるからだ。


チョ・アラ記者 likeit@donga.com