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ウクライナ大統領がEU加盟を申請、「直ちに認めてほしい」

ウクライナ大統領がEU加盟を申請、「直ちに認めてほしい」

Posted March. 02, 2022 08:38,   

Updated March. 02, 2022 08:38

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ウクライナのゼレンスキー大統領が先月28日(現地時間)、ウクライナの欧州連合(EU)加盟を申請し、「特別な手続きで直ちにEU加盟を認めてほしい」と要請した。

EUの執行機関・欧州委員会のフォンデアライエン委員長が先月27日、メディアのインタビューに対し、「ウクライナはEUに加入してほしい」と発言し、ゼレンスキー氏が翌日、EU加盟を再度要請したのだ。これに対して、ブルガリア、チェコ、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランドなど中・東欧8ヵ国のEU加盟国が、ウクライナを早期に加盟候補国とするよう求める声明を出した。

ロイター通信は、EU高官を引用して、今月開かれる非公式首脳会議で、ウクライナの加盟問題が議論される可能性があると伝えた。しかし、EU加盟には数年かかり、加盟交渉の開始には27加盟国の全会一致の承認が必要で、実現の可能性は高くないとみられている。EU首脳会議のミシェル常任議長は、「加盟国拡大に対してはEU内で意見の相違がある」と話した。

ゼレンスキー氏は同日、バイデン米大統領と北大西洋条約機構(NATO)にウクライナ上空を飛行禁止区域に設定することを要請したと、米ニュースサイトの「アクシオス」が報じた。サキ米大統領報道官は、「飛行禁止区域の設定は米軍が(領空を侵犯する)ロシア軍用機を撃墜しなければならないということだが、ロシアとの緊張を高めることは大統領が望む方向ではない」とし、拒否の意向を示した。


キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com