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プーチン氏の「グレー戦術」、派兵「今すぐではない」混乱誘発

プーチン氏の「グレー戦術」、派兵「今すぐではない」混乱誘発

Posted February. 24, 2022 09:25,   

Updated February. 24, 2022 09:25

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ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部への派兵を決定した翌日の22日(現地時間)、「今すぐウクライナのドンバス地域に軍隊を送るとは言っていない」と述べた。しかし、北大西洋条約機構(NATO)は、ロシア軍がウクライナ東部ドンバス地域に進入したことを確認した。これについて米紙ニューヨーク・タイムズなど外信は、自身の考えと真実をわからなくし、相手に圧力をかけるプーチン氏特有の「グレー戦術」と指摘した。

ロシアのノーボスチ通信などによると、プーチン氏は同日、ロシア上院の派兵承認後、メディアに「ロシアは(ドンバス地域の親ロシア派武装勢力の)『ドネツク人民共和国(DPR)』、『ルガンスク人民共和国(LPR)』と結んだ脅威時の軍事協力の規定によって軍事的支援をする」と明らかにした。また、「今すぐにロシア軍隊がドンバスに行くとは言っていない。現地の状況次第だ」と述べた。

NATOと欧州連合(EU)が、ロシア軍の進入を確認した状況で、プーチン氏がこのようなメッセージを出すのは、西側に混乱を与えようとするプーチン氏特有の「グレー戦術」であり、軍事作戦に心理戦、フェイクニュース、政治工作などを結合させた「ハイブリッド戦術」だと、軍事専門家らは指摘する。

ニューヨーク・タイムズは、「プーチン氏は、大規模な攻撃と一国家を解体する方式、ニシキヘビのように締め付ける戦略を活用している」とし、「莫大な費用と軍事力が必要な全面戦争よりも段階的にウクライナ内部を破壊し、戦車を動員せず西側に圧力をかけている」と報じた。ロシアが15日にウクライナ国境付近のロシアの一部部隊を撤収したと言ったが、実際は兵力を増強したことも同じ脈絡だ。

 

一部では、プーチン氏が全面戦争に対する負担を感じているという分析もある。プーチン氏のDPR、LPR独立承認および派兵決定直後、ロシアの株価指数であるMOEX指数は10.5%、ロシアの通貨ルーブルの為替レートが3.4%急落した。ロシアの独立系世論調査機関レバダ・センターが昨年末、「ロシアのウクライナ侵攻およびロシア統合」についてアンケート調査を行った結果、賛成は25%にとどまった。

CNNは、プーチン氏は、「巧みな日和見主義者であり、実用主義者で合理的選択ができる。今やプーチンが次にすることにすべての視線が集まった」と伝えた。


金潤鍾 zozo@donga.com