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簡単なうがいでコロナ検査が可能に、韓国研究機関が新うがい薬を開発

簡単なうがいでコロナ検査が可能に、韓国研究機関が新うがい薬を開発

Posted February. 18, 2022 08:38,   

Updated February. 18, 2022 08:38

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韓国の研究グループが、簡単にうがいで、新型コロナウイルス感染症の検体を採取できる方法を開発し、関連商品を発売した。迅速抗原検査に融合すれば、短期間で多数の検査ができるだけでなく、鼻の奥深くに綿棒を入れないで検査を行うことができる。

韓国基礎科学支援研究院(KBSI)は、バイオ化学分析チームのクォン・ヨセフ責任研究員チームが、KBSIの研究所企業「バイオスリーエス」や全北(チョンブク)大学病院・診断検査医学科のキム・ダルシク教授チームと共同で、新型コロナウイルスを早期診断できるうがい薬を開発したと、17日明らかにした。

現在、新型コロナの検体を採取するためには、鼻の奥深くに綿棒を入れなければならない。苦しくて不快な上、非医療スタッフが行う場合、医療スタッフより精度が大きく落ちることもある。遺伝子増幅(PCR)検査は、感染が急拡大する中では医療人材の不足を誘発することもある。

研究チームは、ナタマメの特定成分が肌の表面に強く付いている新型コロナウイルスなどをよく剥がすことに注目した。この働きを利用して、口の中のウイルスを高濃度で採取するうがい薬を開発し、関連商品「ビンガードうがい」を発売して市販に入った。

研究チームは、「ビーンガードうがい薬」を迅速抗原検査に融合すれば、簡単に検体を採取して高い精度で感染有無を確認できると説明した。キム教授チームによると、臨床試験を行った結果、新型コロナに感染してから6日以内に、感染者の症状の有無とは関係なく、迅速抗原検査の精度は97.8%に達したという。研究チームは、「PCR検査を代替できるほど効果的だ」と話した。研究結果は10日、国際学術誌「微生物スペクトル」のオンライン版に掲載された。


キム・ミンス東亜サイエンス記者 reborn@donga.com