Go to contents

炊事兵の代わりに「炊事ロボット」、軍訓練所で大活躍

炊事兵の代わりに「炊事ロボット」、軍訓練所で大活躍

Posted February. 08, 2022 09:21,   

Updated February. 08, 2022 09:22

한국어

国防部が産業通商資源部と共同で7日、忠清南道論山(チュンチョンナムド・ノンサン)の陸軍訓練所に投入された「炊事ロボット」の試験運用の様子を公開した。昨年11月から陸軍訓練所第28連隊の食堂に設置された炊事ロボットは、天ぷらや炒めもの、スープ料理や炊飯といった4種類の作業に活用されている。

 

この食堂では、炊事兵24人が毎日3千人分の3食の食事を作っている。大規模な炊事などの作業で、炊事兵は火傷や筋骨格系の疾患などケガのリスクにさらされている。同日公開された炊事ロボットは、炊事兵が天ぷらの材料をボールに入れると、混ぜて油の中に入れ、設定された時間に合わせて揚げた後、ベルトコンベアで出てくる過程を自動で行った。炊事兵が熱い釜の前で汗を流す苦労をしなくて済むようになった。

炒めもの料理もボールに材料をいれれば、ロボットアームの炊事ロボットが混ぜる作業をする。コメを洗うことも自動化設備が行う。高速で洗ったコメと自動で計量された適正量の水が釜に入れられる。単純反復的な料理作業をロボットがすれば、炊事兵の業務を減らし、調理中のミスも最小化して良質の献立を提供できるという長所があると、軍は伝えた。徐旭(ソ・ウク)国防部長官と文勝煜(ムン・スンウク)産業通商資源部長官は同日、調理場を訪れ、訓練兵と共に炊事ロボットが作った料理を試食した。

軍は、試験運用の結果を基に様々な部隊の軍給食施設にロボットを投入していく計画だ。軍関係者は、「以前になかった設備を初めて投入するので、まだ調理現場に完全に最適化されていない部分もある」とし、「今後、小規模の炊事場など調理施設ごとに合ったロボット設備を投じることを検討する方針だ」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com