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安保理を無力化した中国、いま北朝鮮の手綱を引き締めなければ後悔するだろう

安保理を無力化した中国、いま北朝鮮の手綱を引き締めなければ後悔するだろう

Posted February. 07, 2022 08:34,   

Updated February. 07, 2022 08:34

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北朝鮮の中距離弾道ミサイル(IRBM)の挑発を受けて国連安全保障理事会の緊急会合が4日に開かれたが、何の結果も出せないまま終了した。北朝鮮の相次ぐミサイル挑発で今年に入って3回目の安保理緊急会合だったが、今回も安保理理事国の過半数の共同対応要求に拒否権を持つ中国とロシアの反対にぶつかった。中国側は、北朝鮮の挑発を非難するどころか、むしろ米国に対して「北朝鮮の懸念事項を受け止めた政策と行動を示せ」と主張した。

 

今回の安保理会合では射程距離5千キロのIRBM挑発を議論することから、以前の2度の短距離ミサイルの時とは違うという期待もあった。2017年、北朝鮮の大量核・ミサイル挑発の時、安保理は中距離級の挑発にも北朝鮮の機関と団体を制裁名簿に追加するなど積極的に対応した。しかし、北朝鮮が約4年ぶりに最も強い挑発に出たにもかかわらず、安保理としての声明もなかった。中国側が今度はメディア声明草案を本国に送って検討するというが、これもうやむやになる可能性が高い。

 

安保理の対応が失敗に終わった後、米国を含む9ヵ国は共同声明を出し、「安保理の沈黙は北朝鮮をより一層大胆にさせ、決議違反を当然視して国際平和に脅威を与えるだろう」と強調した。安保理理事国でない日本も参加したが韓国が抜けたこの声明は、単なる懸念にとどまらない。北朝鮮はすでに核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の挑発まで警告している。これら全てが、中国が庇護し、ロシアが手伝い、韓国が傍観して起こることだ。

世界平和と安全の砦である国連安保理が無力化したのには、米中の覇権競争と米ロの軍事対立といった国際的な対決情勢とも無関係ではない。北朝鮮もこのような新冷戦の気流に便乗して挑発を行っている。しかし、今北朝鮮の核疾走にブレーキをかけることができなければ、最終的に中国にとって大きな悩みとなるだろう。中国の習近平主席が大型の国際行事を行うたびに北朝鮮が核・ミサイル挑発で祝宴に灰をまいたのは数年前のことだ。