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第2の「産業の米」バッテリー技術の流出の恐れ

第2の「産業の米」バッテリー技術の流出の恐れ

Posted February. 04, 2022 11:14,   

Updated February. 04, 2022 11:14

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半導体に続き、「第2の産業のコメ」と呼ばれるバッテリー産業で、技術流出を巡る懸念が高まっている。3日、関連業界や当局によると、LGエネルギーソリューション(LGエンソル)は年明けに、米ゼネラルモーターズ(GM)から困難な要求を受けた。LGエンソルは、GMとバッテリー合弁会社を設立して、米国に3つの工場を建設することにしている。GM側は、合弁会社関連の交渉過程で、バッテリーの安全性確認を理由に、バッテリーの実験結果など、敏感な技術情報を要求したことが確認された。

SKオンとバッテリー合弁会社の設立を推進している米フォードも、SK側にバッテリー内部の充填材の密度に関する技術情報の共有を要求した。このような事実は、両社が交渉を進める過程で、フォード側が韓国政府に対し、該当技術が流出禁止となっている国の中核技術に当たるかどうかを確認する過程で明らかになった。三星SDIも、米国の新生電気自動車メーカー「リビアン」とバッテリー協力について議論していたところ、技術共有を無理に要求してきたため、議論が決裂したという。

米国の自動車メーカーが今後、韓国のバッテリー企業などへの依存度を下げて電気自動車のバッテリーを生産する「バッテリー内在化」を推進する過程で、こうした技術流出を巡るトラブルが続くものとみられる。業界の関係者は、「技術流出を巡る懸念はもとより、自動車メーカーのバッテリー内在化の時間を短縮させることで、韓国のバッテリー競争力を弱める可能性がある」とし、「流出を予防する法制度の補完が必要だ」と話した。


ピョン・ジョングク記者 イ・ゴンヒョク記者 bjk@donga.com · gun@donga.com