
与党「共に民主党」大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事が、「(大統領選で負ければ)刑務所に行くだろう」という自身の発言について、「私の話では全くない」と述べた。しかし、保守系最大野党「国民の力」は李氏に対して、「一つの口で二つのことを言う」と批判した。
李氏は24日、YTNとのインタビューで議論になった「刑務所」発言について、(「国民の力」の尹錫悦候補が当選すれば)検察共和国が再び開かれるのではないかという懸念を表現した」とし、「私の話では全くない」と述べた。自身の身についての発言ではなく、尹氏をはじめ検察が勢力を伸ばす状況を懸念したということだ。また李氏は、「尹氏が『私が見て、李氏は確信犯のようだ』と言った」とし、「証拠と常識、法理によって判断すべきなのに、特定人をこのように犯罪者と判断することはあきれたことだ」と強調した。
李氏は22日、ソウル松坡区(ソンパク)の石村(ソクチョン)湖水での遊説で、「検察共和国の恐怖は通り過ぎる風の音ではなく、私たちの目前に迫っていること」とし、「私が(大統領選で)負ければ、無実の罪で刑務所に行くだろう」と述べた。
李氏の説明に対して、「国民の力」のハム・インギョン選挙対策本部常勤副報道担当は25日、「(李氏の22日の「刑務所」発言は)誰が聞いても『今回の大統領選で負ければ、刑務所に行くことになりそうなので、恐ろしいから私に入れてほしい』という呼びかけだった」とし、「国民はもうだまされない」と述べた。「国民の力」の金在原(キム・ジェウォン)最高委員も同日、MBCラジオで、「(李氏は)大庄洞(テジャンドン)事件でいろいろ問題があり、そのほかにも組織暴力関連説や弁護士費を代納したという話もある」とし、「刑事処罰を何度も受けた李氏の合理的・経験的恐怖感だと考える」と述べた。
姜聲煇 yolo@donga.com · 洪禎秀 hong@donga.com