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光州崩壊マンション、コンクリート納入の10社中8社が「不合格」判定だった

光州崩壊マンション、コンクリート納入の10社中8社が「不合格」判定だった

Posted January. 20, 2022 08:26,   

Updated January. 20, 2022 08:26

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11日、マンション崩壊事故が起きた光州西区(クァンジュ・ソグ)のファジョン・アイパークの現場に、コンクリートを納入した生コン会社の多くが、コンクリート材料のずさんな管理で政府に摘発されたことが確認された。摘発時期はファジョン・アイパークの工事期間と重なっており、不合格コンクリートが事故現場に使われた可能性が高いことが分かった。

国会・国土交通委員会所属の最大野党「国民の力」の金恩慧(キム・ウンヘ)議員が19日、国土交通部から提出を受けた「昨年の全国生コンメーカーの生産工場の点検結果」によると、ファジョン・アイパークの現場にコンクリートを納入したメーカー10社のうち8社が不合格判定を受けた。

特に、コンクリートに入れる砂利や砂などの骨材を不十分に管理した会社が4社で、コンクリートの強度を高めるために入れる混和材を不適切に保管した会社が3社だった。混和材はその大半が粉末状であり、温度と湿度に非常に敏感なため、ずさんに保管すればコンクリートの品質を落とす要因になりかねない。

現場点検は、2020年7月から2021年5月にかけて行われた。事故現場は、2019年5月に着工された。生コンは、つぼ掘りなどの基礎工事を約6カ月間行った後、骨組工事の段階から投入されることを考慮すれば、不合格を受けた工場で生産されたコンクリートが現場で使われた可能性が高いという。光云(クァンウン)大学建築工学科の李元虎(イ・ウォンホ)元教授は、「コンクリートの品質において最も重要なのが、骨材と混和材の品質だ」とし、「管理が不十分であったなら、コンクリートがしっかり固まらず強度が下がっていた可能性が高い」と話した。

東亜(トンア)日報が、ファジョン・アイパーク監理報告書の予定工程表を確認した結果、崩壊事故が起きた201棟の骨組工事は、昨年12月が工期完了予定であることが分かった。事故当時、依然として骨組工事が行われていたことを考慮すれば、当初の予定より1カ月以上、工事が遅れたことを意味する。このため、現代(ヒョンデ)産業開発が工事を催促したのではないかという疑惑が持ち上がっている。

光州警察庁捜査本部と光州雇用労働庁は19日、ソウル龍山区(ヨンサング)のHDC現代産業開発本社や光州西区(ソグ)の区役所、設計事務所、鉄筋納入業者などについて家宅捜索を行い、ファジョン・アイパーク工事の関連資料を確保した。


チェ・ドンス記者 光州=イ・ヒョンジュ記者 firefly@donga.com · 기자peneye09@donga.com