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グーグルに続きアップルも「韓国のアップストアで外部決済を認める」

グーグルに続きアップルも「韓国のアップストアで外部決済を認める」

Posted January. 12, 2022 08:30,   

Updated January. 12, 2022 08:30

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グーグルに続き、アップルも、「インアプリ決済(アプリ内決済)強制禁止法」(改正電気通信事業法)に基づき、「アップストア」で別の業者の決済システムを認めることにした。しかし、アプリの開発者が外部決済システムを使っても手数料は取ることにし、実効性がないという業界からの反発も出ている。

放送通信委員会は11日、「アップルが、韓国のアップストアで第3者の決済サービスを認めるという内容の計画書を提出した」と明らかにした。

アップルは、外部決済システムを利用するアプリ開発者からも手数料を取ることにした。ただ、現在のインアプリ決済手数料の30%よりは低い手数料を適用する計画だと説明した。第3者の決済を巡る具体的な許容方法や適用時期、手数料率などは、放通委と追加で協議することにした。放通委の関係者は、「インアプリ決済強制禁止法の施行令が施行される前の3月までは、具体的な案を出してもらうつもりだ」と話した。

昨年10月まで、アップルは、既存のインアプリ決済システムは変えないという内容の計画書を、放通委に提出した。当時、アップルは、「現在の決済政策と指針は法改正案に合致しており、アプリの開発者たちにインアプリ決済の実現を強要していない」と主張した。アプリの外部に設置した別途の決済用ホームページを案内できるようにしているだけに、法に違反していないという主張だ。

これに対し、放通委が「インアプリ決済強制禁止法に違反している」と指摘し、ライバル会社のグーグルも、アップストアに外部決済システムを認めることを決めたため、後で変更案を提出したのだ。

グーグルに続き、アップルも第3者決済を認めることを決めたが、韓国内の情報技術(IT)業界からは実益がないという指摘が出ている。昨年11月、グーグルは、外部決済システムを認める方針を明らかにする際、インアプリ決済に比べ手数料を4%ポイントのみ引き下げると明らかにし、事実上、インアプリ決済を選ぶのと大差がないという批判を受けた。

大手IT企業の関係者は、「外部決済システムからも手数料をもらうのは、インアプリ決済強制禁止法の立法趣旨に反する上、アプリの開発会社にはあまり役立たない」と話した。


チ・ミング記者 warum@donga.com