Go to contents

与党「尹氏陣営がTV討論協議に不参加」、国民の力「事実でない」

与党「尹氏陣営がTV討論協議に不参加」、国民の力「事実でない」

Posted January. 12, 2022 08:32,   

Updated January. 12, 2022 08:32

한국어

与党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事と保守系最大野党「国民の力」の大統領選候補、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長が、TV討論の準備で神経戦を繰り広げた。「共に民主党」は、「『国民の力』がTV討論準備会議に参加しなかった」と主張したが、「国民の力」は「事実でない」と反発した。

「共に民主党」選挙対策委員会の権赫基(クォン・ヒョクキ)公報副団長は11日、「KBSから昨日(10日)、各党のTV討論担当の実務者会議開催の提案があり、私たちは会議に参加した」とし、「尹氏側は(昨日)会議に来なかった」と明らかにした。尹氏側が実務者会議に参加しなかったことを公開し、TV討論に消極的だということを強調したのだ。

尹氏側は「事実でない」と反発した。「国民の力」選挙対策本部の金恩慧(キム・ウンヘ)公報団長は同日、「『国民の力』が受け取ったKBSの公文書には、いかなる日時も、「共に民主党」との実務協議の日程も示されていなかった」と明らかにした。また、「特定の放送局による討論より、両者の合意による対国民公開討論を開くことが望ましい」とし、「今日にも両党の実務陣接触を持ち、討論の協議に着手することを公式に提案する」と述べた。

これに対して「共に民主党」選対委の朴賛大(パク・チャンデ)首席報道担当は、「公職選挙法上、候補の招請討論会の主体は政党ではなく報道機関だ」とし、「選挙で常識に近いこのような事実を知らなかったなら無知であり、知っていて言ったなら厚かましいことだ」と述べた。「国民の力」の金起炫(キム・ギヒョン)院内代表も同日、「尹氏が李氏に(討論)実務協議に着手しようと言ったところ、こっそり逃げ出す格好」とし、「2ヵ月だけ持ちこたえれば良いという考えなら、早々に夢から覚めることを願う」と攻勢に出た。

TV討論の形式から両者が立場の相違を見せ、当分の間、討論をめぐる「差し手争い」は続くものと予想される。両候補は直ちにTV討論をしようと声を上げているが、TV討論が投票者に大きな影響を及ぼし得るため、内部的に利害得失を計算している様相だ。与党関係者は、「李氏は話が巧みというイメージがあり、実際、討論で失うものがない状況」とし、「両者が互いに少しでも有利な条件で討論するために、準備過程から慎重にならざるをえないだろう」と指摘した。


姜炅石 coolup@donga.com