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LG電子、IBMと量子コンピューティング技術開発で協力へ

LG電子、IBMと量子コンピューティング技術開発で協力へ

Posted January. 11, 2022 08:27,   

Updated January. 11, 2022 08:27

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LG電子は10日、米IBMと量子コンピューティング技術の開発に向け、協力することにしたと発表した。量子コンピューティングとは、従来のコンピューターより演算速度を引き上げ、従来は解決できなかった領域の問題を迅速に処理できる技術といわれている。

LG電子は、IBMが企業や研究所など約170の会員企業と結成した量子コンピューティング発展協力体「IBM量子ネットワーク」に加わった。同ネットワークのメンバー社は、IBMが提供する量子コンピューティングシステムを含め、量子ソフトウェアの開発ツールを利用できる。LG電子はこれを通じて、人工知能(AI)やコネクテッドカー、ビッグデータなどに採用可能な量子コンピューティングの開発に乗り出す方針だ。

IBMの量子コンピューティングシステムを活用したアプリケーションの開発にも乗り出す。このため、IBMから量子コンピューティング技術教育の支援を受け、IBMが行うカンファレンスやフォーラムなどに参加する計画だ。IBM側は、「未来のコア技術に関する新しい分野を研究する上で、LG電子と協力する」と明らかにした。LG電子の関係者は、「オープンイノベーション戦略を基に、量子コンピューティング技術を未来事業に活用して、顧客がこれまで経験したことのない価値を提供したい」と話した。


宋忠炫 balgun@donga.com