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岩寺洞の「生態・景観保全地」を2倍に拡大

岩寺洞の「生態・景観保全地」を2倍に拡大

Posted January. 07, 2022 08:35,   

Updated January. 07, 2022 08:35

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チョウゲンボウなどの天然記念物と、ソウル市の保護生物数百種が生息する「岩寺洞(アムサドン)の生態・景観保全地域」が、現在の2倍以上に拡大される。

ソウル市は、岩寺生態公園の周辺を「岩寺洞生態・景観保全地域」に指定(2002年)したのに続き、昨年12月30日に岩寺生態公園も緩衝区域として指定したと、6日明らかにした。

今回の指定を受け、岩寺洞生態・景観保全地域は、中心区域である既存の指定地域(12万6844平方メートル)に、緩衝区域である岩寺生態公園(14万3435平方メートル)まで加わり、計27万279平方メートルに拡大された。

拡大指定された岩寺生態公園は、ソウル市が堤防を保護するコンクリート護岸を2008年に撤去して、自然型生態空間の復元作業とともに生物生息空間を拡充して作った大規模な生態公園だ。

岩寺生態公園は、都心の河川湿地であり、多様な生物種が生息している。野生の鳥類としては、絶滅危機種であるチゴハヤブサやヒシクイ、ソウル市の保護種であるコゲラやアカゲラ、シジュウカラ、カワセミなどが目撃された。ジムグリガエル(絶滅危機種)やオオガエルなども生息していることが分かった。

ソウル市青い都市局のユ・ヨンボン局長は、「ソウル市の生態・景観保全地域は、開発された都市の中で多様な生物が共存できる空間として大きな価値を持っている」とし、「岩寺生態公園の拡大指定は、人工的に造成された空間も生態的に優秀な地域に変わることができることを示す良い事例だ」と語った。


姜昇賢 byhuman@donga.com