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退職年金までつぎ込んだ、中間清算した労働者の42%が住宅購入に使用

退職年金までつぎ込んだ、中間清算した労働者の42%が住宅購入に使用

Posted December. 24, 2021 08:57,   

Updated December. 24, 2021 08:57

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昨年、退職年金を中間清算した10人のうち約6人は、住宅のために退職金を使っていたことが分かった。住宅価格が高騰すると、老後の資金まで活用して「ヨンクル」(魂まで掻き集めて融資)したり、チョンセ・ウォルセ(月払いの借り家)資金を用意したりする流れが出ていると分析される。

統計庁が23日に発表した「2020年の退職年金統計」によると、昨年退職年金加入労働者は664万8000人で、前年(637万1000人)比4.3%増加した。退職年金を中間清算した労働者は6万9000人と、前年(7万3000人)より5.1%減少した。中途引き出しを行った人のうち、住宅購入が目的の事例は42.3%と、最も割合が高かった。続いて長期療養(23.7%)、住居賃貸(23.1%)、回生手続き(10.0%)などの順だった。

特に、住宅購入のための中途引き出し労働者は2万9231人で、前年(2万2023人)に比べ32.7%増えた。住宅購入を目的とした中途引き出しは、無住宅者のみ可能だ。彼らは住宅を購入するために、1人平均約4100万ウォンを引き出したことが調査で分かった。

賃貸保証金や家賃などの住居賃貸のために中間清算した人も1万5966人(23.1%)だった。中間清算した10人中6人以上が、住宅を購入したり、住宅を借りるために退職年金から資金を調達したことになる。一方、長期療養が目的である人は1万6403人で、前年比40.2%減少した。統計庁の関係者は、「昨年の法改正により、長期療養中途引き出しの規定が強化された影響とみられる」と説明した。

年齢別には、20代は住居賃貸、30代や40代は住宅購入、50代以上は長期療養目的の中途引き出しが最も多かった。これは昨年、住宅価格が高騰し、2030世代が住宅を購入するのに老後資金を投入する現象を示しているものと解釈される。


具特敎 kootg@donga.com