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フォレンジックに立ち会った野党議員秘書にいきなり「携帯の提供」を要求、公捜処の態度に批判の声

フォレンジックに立ち会った野党議員秘書にいきなり「携帯の提供」を要求、公捜処の態度に批判の声

Posted December. 17, 2021 08:27,   

Updated December. 17, 2021 08:27

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)元検察総長のいわゆる「告発教唆」疑惑を捜査している高級公職者犯罪捜査処(公捜処)が、最大野党「国民の力」の金雄(キム・ウン)議員の車のドアライブレコーダーをデジタルフォレンジック作業を行う中で、作業に立ち会っていた金議員の随行秘書に対し、「ドライブレコーダーをフォーマットする経緯を証明できるよう携帯電話を見せてほしい」と要求したことが16日、分かった。

東亜(トンア)日報の取材を総合すると、随行秘書A氏は14日午前、公捜処本部に出席し、金議員の車両のドライブレコーダーに対するフォレンジック作業を参観した。これに先立ち、公捜処は今年9月10日、金議員の車両からドライブレコーダーを差押さえたが、記録の一部が削除されていた。

捜査チームの検事は、A氏にフォーマットの経緯を証明するため、A氏の携帯電話を見せてほしいと要求した。これに対し、Aさんと一緒にいた弁護人が「捜索令状を取って来てくれ」と抗議した。公捜処の関係者は、「秘書が話した削除の理由が納得できなかったので、検事として理由を証明するレベルから削除した日の携帯電話の通話内訳を見せてもらえないかと尋ねたもので、任意提出を要求したわけではない」と説明した。

法曹界では、「正式に任意提出を要求してもおらず、家宅捜索令状も受けていない公捜処が携帯電話の提出を要求したのは不適切だ」と指摘する声が出ている。弁護士の一人は、「公捜処はA氏を相手に正式に参考人事情聴取を行った後に資料提出を要求すべきだった」とし、「フォレンジック作業中にいきなり携帯電話を見せてくれと言うのは捜査機関の地位を乱用した強圧的行為でアマチュア的な行為だ」と批判した。


コ・ドイェ記者 ユ・ウォンモ記者 yea@donga.com · onemore@donga.com