ソウル所在の大学の外国人留学生3人が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染したことが確認され、大学が感染対策強化に乗り出した。
7日、防疫当局によると、新型コロナウイルスの陽性が確認されたソウル地域の外国人留学生3人が、精密検査の結果、オミクロン株に感染したことがわかった。彼らは、ソウル大、慶熙(キョンヒ)大、韓国外国語大に在学中の留学生で、3人皆、国内初のオミクロン株感染者である牧師夫婦が通う仁川弥鄒忽区(インチョン・ミチュホルク)の教会を訪れている。
オミクロン株の感染拡大を阻止するために、各大学は感染対策指針を強化した。韓国外国語大は6日、対策委員会を開き、8日から14日まですべての授業を非対面に切り替えることを決めた。同校の感染学生は先月29日、校内の建物で対面授業を受け、先月30日と今月1日、図書館に行ったことが調査された。このため、この学生と共に対面授業を受けた学生と図書館で同じ階を利用した学生169人に対してPCR検査が勧告された。現在のところ彼らの中で感染者は確認されていない。
韓国外国語大関係者は、該当学生が5日からオミクロン株感染の疑いがあったが、8日から非対面授業に切り替えることについて、「学生たちの授業権と構成員間の合意を尊重した」と説明した。
ソウル大は、寮で生活する留学生に陽性が確認されると、寮内の濃厚接触者を対象にPCR検査を行った。また、今年4月から運営した新型コロナウイルス迅速分子診断検査所を寮の前に移し、PCR検査を受けやすくした。ただし、学期末まで授業と期末考査を対面で行うという方針は維持する計画だ。
寮で生活する留学生に陽性が確認された慶熙大も、学生たちにPCR検査を勧告している。慶熙大関係者は、「感染した学生は1人部屋を使用し、共用空間や校内の施設を利用せず、濃厚接触者がいない状況だが、万一の事態に備えて同じ階を使う学生にPCR検査を要請した」と話した。慶熙大は現在、対面で行われる一部実験・実習科目の非対面への転換は検討していない。
ユ・チェヨン記者 オ・スンジュン記者 ycy@donga.com · ohmygod@donga.com