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産業用尿素、不純物除去すれば車両用尿素水で使用可能 国立研究所テストで判明

産業用尿素、不純物除去すれば車両用尿素水で使用可能 国立研究所テストで判明

Posted November. 29, 2021 08:11,   

Updated November. 29, 2021 08:11

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産業用尿素に一部工程を経れば、車両用尿素水として使用できるという調査結果が出た。環境部所属の国立環境科学院は28日、産業用尿素で作った尿素水を、3.5トン級の中大型貨物車に入れてテストした結果、排出ガス基準を全て満たしたと明らかにした。

環境科学院は2~15日、1トンの小型貨物車に産業用尿素水の車両転換使用をテストした時も、一酸化炭素(CO2)と窒素酸化物(NOx)などの排出ガスが基準値以下だったと発表した。ただ、今回テストした産業用尿素は、アルデヒドの濃度が1キロ当たり15ミリグラム以下と低い高品質な尿素に限られた。

産業用尿素の品質を、車両用尿素水に合わせて引き上げる方法も見つかった。輸入した産業用尿素を直ちに尿素水(尿素濃度が32.5%前後)で作れば、車両用尿素水の18種類の排出基準に合わせるのが難しかった。しかし、産業用尿素を韓国内の尿素水メーカーに送り、不純物除去工程を経ると、すべての項目が車両用基準を満たしていたことが確認された。

国立環境科学院は、現在輸入予定の尿素試料を入手し、車両用尿素への変換に適しているかを評価している。ただ、実際、産業用尿素を車両用に使うためには、政府を挙げての議論がさらに必要になる見通しだ。


カン・ウンジ記者 kej09@donga.com