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英メディアが「コングリッシュ」にスポットライト

英メディアが「コングリッシュ」にスポットライト

Posted October. 22, 2021 08:22,   

Updated October. 22, 2021 08:22

한국어

英国のメディアが、韓国式英語のいわゆる「コングリッシュ(Konglish)」文化とこれを浄化しようとする政府の動きを詳細に紹介した。ドラマ「イカゲーム」、K-POPなど韓国の大衆文化の世界的な人気で韓国語に対する関心が高まった現在のムードが反映された報道だ。

英紙タイムズは20日(現地時間)、「コングリッシュはあなたのベプではない(Konglish is not your bepu)」と題する記事で、「韓国は言語の腐敗と戦っている。その原因は、コングリッシュのため」と伝えた。同メディアは、「あなたのベプ(親友)は『ギャグマン』なのか。韓国の若者がこのような韓国式英語を使って、既成世代が理解できなくなっている」とし、コングリッシュの例を詳細に紹介した。コメディアンを意味する「ギャグマン」は、演劇や映画におけるこっけいなしぐさを意味する「ギャグ(gag)」と「人(man)」から生まれたが、英語圏では理解できないと、同紙は指摘した。嘔吐を意味する「オーバーヒート(Overeat)」、店を見て回る「アイショッピング(eye shopping)」など日常のコングリッシュも紹介した。

特に、韓国政府まで公式に使用する「ウイズコロナ(With Corona)」、「アンタクト(Untact)」などの表現も、英語圏の国家では使われないコングリッシュの例だと伝えた。一方で同紙は、金富謙(キム・ブギョム)首相が9日、「ハングルの日」記念式で、「不必要な外国語の使用を減らし、私たちの言葉と文を守る」と述べるなど、韓国政府がコングリッシュの浄化に積極的に取り組んでいると伝えた。

 

コングリッシュの否定的な面だけが指摘されたわけではない。同紙は、「多くの言語学者はこのような結合を言語の成長、発展の必須要素と見る」とし、「韓国料理や映画、K-POP、ドラマ『イカゲーム』などの人気によって、韓国語が他の言語の中に入っている」と指摘した。


金潤鍾 zozo@donga.com