Go to contents

北朝鮮、韓米日の対北朝鮮交渉の議論中に「新型SLBM」発射

北朝鮮、韓米日の対北朝鮮交渉の議論中に「新型SLBM」発射

Posted October. 20, 2021 08:52,   

Updated October. 20, 2021 08:52

한국어

北朝鮮が19日、新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)1発を東海(トンヘ・日本海)に向けて発射した。今年に入って7回目の今回のミサイルは、ソウルと米国でそれぞれ情報トップ、北朝鮮担当高官による日米会合が行われた日に発射された。韓米が終戦宣言と人道支援の議論で北朝鮮を交渉のテーブルに引き出そうとする時に、北朝鮮がこれ見よがしに2年ぶりにSLBM挑発に出たのだ。

 

同日、合同参謀本部によると、SLBM1発が午前10時17分、咸鏡南道新浦(ハムギョンナムド・シンポ)の東側海上から発射され、頂点高度60キロで590キロ飛翔し、東海上に落下した。合同参謀本部は、北朝鮮が発射したことのない新たな小型SLBMを潜水艦から発射したと見ている。軍関係者は、「新浦造船所で建造を終えた新型潜水艦(3千トン級)は進水していない状態なので、既存の潜水艦から発射されたと推定される」と伝えた。これに先立ち北朝鮮は12日、「国防発展展覧会 自衛2021」で小型SLBMを初公開した。

 

今回のSLBMは短距離弾道ミサイル。2019年10月にバージ船から発射された2千キロ以上のSLBM「北極星3」とは違って米国を狙ったものではなく、戦術核を搭載して韓国への奇襲攻撃が可能な新型戦略兵器をアピールしたという分析もある。

大統領府は同日午前、徐薫(ソ・フン)国家安保室長を中心に国家安全保障会議(NSC)常任委員会緊急会議を開き、「韓半島平和プロセスの進展に向けて、韓国と米中日露の主要国の活発な協議が行われている中で発生し、深い遺憾を表明する」と明らかにした。大統領府は、SLBMではなく「短距離弾道ミサイル」と呼び、「挑発」という表現は使わなかった。

米インド太平洋軍司令部は声明で、「このような行為を糾弾し、北朝鮮に不安定にさせる行為をやめるよう求める」と明らかにした。


シン・ギュジン記者 パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com