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116億ウォン詐欺の「ニセ水産業者」に1審で懲役8年

116億ウォン詐欺の「ニセ水産業者」に1審で懲役8年

Posted October. 15, 2021 08:27,   

Updated October. 15, 2021 08:27

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財力家のふりをして116億ウォンの詐欺行為を行ったとして起訴された「偽水産業者」のキム某被告(43、収監中)に対し、1審で重刑が言い渡された。

14日、ソウル中央地裁刑事合議22部(梁鐵瀚部長判事)は、特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺、暴力行為処罰法上の共同恐喝教唆などの罪で起訴されたキム被告の容疑をすべて有罪と認め、懲役8年を言い渡した。裁判部は、「収監中に会ったソン某氏(元ジャーナリスト)との親交を通じて多数の被害者と知り合い、詐欺犯行を犯した」とし、「被害額のほとんどは回復しておらず、暴力団出身の職員を採用して暴力行為処罰法に違反した犯罪を犯し、罪質が良くない」と明らかにした。

キム被告は、2018年4月から昨年11月にかけて、ソンドン・イカ売買事業の投資金名目で、ソン氏や最大野党「国民の力」の金武星(キム・ムソン)元議員の実兄を含め、7人から計116億ウォンを騙し取った容疑で起訴された。キム被告は、一部の被害者が投資額返還を要求すると、暴力団出身の部下とともに「ただではおかない」と脅迫した疑いも持たれている。

裁判の過程で、キム被告は詐欺容疑は認めながらも、共同恐喝教唆などの犯行はしなかったと主張した。これについて同地裁は、「被害者や現場にいた第3者らの証言を総合すれば、キム被告が自ら犯行に加担したり、犯行を教唆したと認めるに十分だ」と判断した。

これに先立って、先月開かれた結審公判でキム被告は、「被害者に心から謝罪し、心から後悔している」としながらも、「拘束後、警察による強圧、別件捜査で苦痛を受けた。過度なメディア露出で事業と人間関係が共に惨めに崩れた」と主張した。検察はこれとは別に、キム被告の不正請託禁止法違反の容疑や政官界金品ロビー疑惑についての捜査も進めている。


キム・テソン記者 kts5710@donga.com