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大君主宝など高宗国璽4点を「宝物」に指定

大君主宝など高宗国璽4点を「宝物」に指定

Posted August. 25, 2021 08:28,   

Updated August. 25, 2021 08:28

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欧米の国と結んだ最初の条約である朝米修好通商条約に使われた大君主宝など、高宗の国璽4点が宝物に指定される。大君主宝は、2019年に米国から返還された文化財だ。

文化財庁は24日、大君主宝や制誥之宝、勅命之宝、大元帥宝の国璽4点と料理の調理書「需雲雜方」、ソウル寧國寺址出土の儀式供養具、禮念彌陀道場懺法を宝物に指定したと発表した。国璽は国権を象徴する印で、外交文書や様々な行政文書に使われた。

国立古宮博物館に所蔵されている大君主宝は、1882年7月1日に製作された。重臣への任命状と頒布された法令文書に使われたが、特に朝鮮が米国と結んだ1882年の朝米修好通商条約にも使われた。米国から返還された大君主宝には、過去の所蔵者の名前と推定される「W B.Tom」が刻まれており、韓国文化財の受難史を象徴的に示している。

制誥之寶と勅命之寶、大元帥寶は、大韓帝国時代に王室の印章を作った職人のチョン・フンギルが製作を担当した。皇帝の命を頒布し、官吏を任命する際に使われた。日帝は庚戌国恥の翌年の1911年3月、日本王室を管理する宮内庁に朝鮮国璽を渡した。その後、米軍政が1946年に宮内庁で返還し、政府樹立後に国立中央博物館に移転された。


金相雲 sukim@donga.com