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倉洞駅近くに「ロボット・AI・VR科学館」が2023年に建設

倉洞駅近くに「ロボット・AI・VR科学館」が2023年に建設

Posted May. 21, 2021 08:13,   

Updated May. 21, 2021 08:13

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ソウル地下鉄の倉洞(チャンドン)駅付近に、2023年にロボット、人工知能(AI)などの第4次産業革命関連の最新技術を体験できる専門科学館が建設される。周辺大学や研究所、企業などとコラボして、人材育成の拠点としても運営される見通しだ。

ソウル市は20日、「ソウルロボット人工知能科学館(鳥瞰図)」の着工式を開き、本格的な建設に入ると発表した。ソウルロボット人工知能科学館は、倉洞駅から徒歩3分の距離にあり、437億ウォンを投入して延べ面積7405平方メートルの地下2階、地上4階建ての建物が造成される。内部には、様々な規模の企画及び特別展示を開くことができる企画展示室が入る。常設展示室、VR・拡張現実(AR)のデモンストレーションスペース、教育・実習室なども設けられる。

ソウル市は、ここを教育を通じて全世代が第4次産業を体験できる空間にする計画だ。企業とも緊密に協業して、ロボットはもちろんAI、仮想・拡張現実、ホログラムなど、最新の研究動向を容易に理解できるようサポートする方針だ。市の関係者は、「単に見せる展示から脱して、ロボット・人工知能の研究者と一緒に研究過程を直接体験できる特化プログラムを運営する予定だ」と語った。

ここは人材育成のためのスペースとしても活用される。ソウル東北圏には15の大学があり、人的資源が豊富で、洪陵(ホンルン)一帯には技術研究所も約10数所ある。近くには、昨年完成した倉洞アウルネ、2023年に完成予定の創業および文化産業団地、ソウル写真美術館などの創業・文化施設もある。市の関係者は、「展示と教育、研究が有機的につながり、一般市民と研究者をつなぐ科学文化の拠点として活用する」と説明した。

ソウル市は、科学館の建設過程も注目されるものと期待している。建物の外観は、曲線の非定型デザインを採用しているが、市はこれを実現するため、3Dスキャニングなどのデジタル製造技術を導入する。外部で建築資材などを事前に生産して、現場で設置するスマート建設技術も採用する。

吳世勳(オ・セフン)ソウル市長は、「倉洞・上渓(サンゲ)新経済中心地造成事業と連携して、ソウルロボット人工知能科学館が韓国のランドマークとして位置づけられるよう支援を惜しまない」と述べた。


朴昌圭 kyu@donga.com