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法務部長官、「一線を越えるな」起訴状流出調査問題で反論

法務部長官、「一線を越えるな」起訴状流出調査問題で反論

Posted May. 20, 2021 07:26,   

Updated May. 20, 2021 07:26

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朴範界(パク・ポムゲ)法務部長官が19日、自身のフェイスブックに、「単なる平面比較、当てはめるだけの比較は事案を歪曲する」とし、「私たちは共存の名で最後の一線を越える行為を警戒しなければならない」と明らかにした。朴氏が最近、李盛潤(イ・ソンユン)ソウル中央地検長の起訴状の内容がメディアに報道された後、真相調査を指示したことをめぐって、「ネロナムブル(自分がやればロマンスだが、他人がやると不倫)」という批判を受けると、これに対して反論を展開したものとみられる。

朴氏は釈迦誕生日の同日、フェイスブックに元暁大師の「和諍思想」を紹介し、「韓国社会の和諍の精神は『共存の正義』と考える。『一人の正義』、『選択的正義』では決してない」と記した。また、「単なる平面比較、当てはめるだけの比較は事案を歪曲する。立体的で総合的に見なければならず、他人が一線を越えれば、後に退かなければならない」と主張した。

法曹界と政界からは、野党議員時代に国民の知る権利を強調した朴氏が、法務部長官になると態度を変えて「情報の流出」遮断を強調しているという指摘が出ている。朴氏は、崔順実(チェ・スンシル)国政壟断特検当時、特検法に対国民報告の条項を含めることに関与した。

法務部が捜査対象の人格権保障を掲げ、起訴状を非公開にしながらも、与党要人でない一般人の起訴状は国会に提出したことが明らかになり、「ネロナムブル」論議が起きている。野党「国民の力」の金道邑(キム・ドウプ)議員室によると、法務部は最近まで「蘆原区(ノウォンク)母娘殺害事件」、「光州(クァンジュ)母娘事件」、「スパーリング学校暴力事件」などの起訴状を国会に提出した。


張寬錫 jks@donga.com