
三星(サムスン)電子は、第6世代Vナンドが初めて採用されたエンタープライズサーバー用ソリッドステートドライブ(SSD)を発売したと、27日明らかにした。
この製品は、SAS(Serial Attached SCSI)-4標準を支援するのが特徴だ。SASとは、サーバーや大型コンピューター保存装置に使われる高速データ伝送インターフェースだ。SAS-4は、前作比で約2 倍向上した22.5Gbps(1秒当たりのギガビット)の速度を支援する。
三星電子は、同製品を800GB(ギガバイト)から最大30.72TB(テラバイト)まで顧客需要に合わせて多様な容量で発売する計画だ。SAS-3をはじめ、旧標準のインターフェースも併せて支援し、サーバー運営の柔軟性を高めた。
三星電子は企業型SSD市場で、昨年基準で36.5%の高いシェアを占めている。昨年下半期(7〜12月)は40%を上回るシェアを記録した。市場調査機関オムディアなどによると、2025年までサーバー向けSSD市場規模は260億ドル(約28兆9000億ウォン)に達しており、年平均成長率も8.7%に達するという。
三星電子メモリー事業部のパク・グァンイル商品企画チーム長(専務)は、「三星電子は約10年間、企業、政府、金融機関などエンタープライズサーバー客から優れた性能と信頼性を認められてきた、持続的に成長する市場で差別化されたストレージソリューションとして顧客と協力していきたい」と語った。
徐東一 dong@donga.com