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フィアットとプジョーが合併、世界3位の「自動車恐竜」誕生

フィアットとプジョーが合併、世界3位の「自動車恐竜」誕生

Posted January. 18, 2021 08:01,   

Updated January. 18, 2021 08:01

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欧州の自動車メーカー・フィアットクライスラー(FCA)とプジョーブランドでよく知られているフランスのPSAが16日(現地時間)、合併を公式発表した。両社の合併で誕生した新自動車メーカー「ステランティス」(Stellantis)は、一気に世界3位のメーカーに浮上した。

イタリアと米国の合弁会社であるFCAとPSAは同日、報道資料を通じて、520億ドル(約57兆3800億ウォン)規模の合併手続きが完了したと発表した。彼らは2019年10月、合併計画を発表したが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、手続きが遅れたものの、今月初頭、各社の株主総会で合併案が最終承認された。

FCAとPSAを合わせたステランティスの年間自動車販売規模は、2019年基準で約800万台だ。これは、グローバル市場でのシェアが9%で、米ゼネラルモーターズ(GM)を抜き、ドイツのフォルクスワーゲンや日本のトヨタに次ぎ、世界3位につくと予想される。ステランティスはプジョー、シトロエン、クライスラー、ジープ、アルファロメオ、マセラティなど14の自動車ブランドを傘下に置く。世界の従業員数は40万人に上る。

ステランティスは18日、イタリア・ミラノとフランス・パリ、19日は米ニューヨーク証券市場にそれぞれ上場する。カルロス・タバコメント・ステランティスCEOは19日、記者会見を開き、合併後の戦略などを説明する計画だ。

FCAとPSAは合併によって、研究開発費用など年間60億ドル(約6兆6200億ウォン)が削減できると期待している。この資金は、電気車と自律走行車などの未来車分野に投資されると見られる。ステランティスは、「星と共に輝く」という意味のラテン語から取った名前だという。


李恩澤 nabi@donga.com