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登校に拘らないで様々な教育方法を認めるべきだ

登校に拘らないで様々な教育方法を認めるべきだ

Posted May. 12, 2020 08:17,   

Updated May. 12, 2020 08:17

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ソウル梨泰院(イテウォン)クラブから始まった新型コロナウイルスの感染が全国に拡散されることによって、教育部は、明日予定されていた高3生徒の登校授業を1週間後の20日に再び延期することにした。元々20日に登校予定だった高2と中3、小学1〜2年の児童生徒の登校と幼稚園児の登園は今後発表する。

教育部が、登校2日前の昨日遅くまで、延期するかどうかを決定できず、児童生徒や保護者たちに混乱を与えたことは残念だ。ゴールデンウィーク以降、2週間の潜伏期間を待たずに1週間で登校に踏み切りながら、感染拡大に備えた緊急対策を立てておらず、混乱を拡大させた失策も指摘されざるを得ない。しかし、梨泰院クラブに端を発した感染者が相次ぐ中、登校延期は避けられない。クラブという店の特性上、訪問者の身元確認が困難で、迅速な疫学調査が行われなければ、大邱(テグ)新天地事態以上に被害は大きくなるだろうという見通しだ。ここで児童生徒の集団生活を認めれば、児童生徒の安全を確保できないだけでなく、地域社会の感染事態を悪化させる恐れがある。

問題は、3月から1、2週間単位の急場しのぎの登校延期が続き、児童生徒と保護者の不安が高まっていることだ。普段なら中間テストが終わったはずだ。これからはいつ登校しても、正常の学事運営は難しい。政府が防疫対策として出した時間差登校と距離置き授業についても、教師たちは「学校現場を知らない話だ」と反発している。

曺喜昖(チョ・ヒヨン)ソウル市教育監が昨日、政府に提案したように、登校授業のスケジュール自体の全面的見直しが必要な時点だ。登校授業のみに拘らず、教育庁と学校別の環境に合わせて、教育課程の弾力的運用を認めなければならない。授業は遠隔で行うものの、評価の公平性のために、中間と期末試験は、学校に出て受ける方法もある。登校後も「不安で行けない」という児童生徒には、期間を限定せずに在宅授業を行うことができるように登校選択権を与えるべきだ。

度重なる登校延期で最も被害を受ける学年は高3である。ただちに14日行う予定だった全国連合学力評価も21日に延期された。随時募集を準備している生徒たちは、学生簿に記録する非教科活動がずさんで、修学能力試験中心の定時を準備する生徒たちは、学習量が足りず、浪人より不利だという不安感が大きい。新型コロナウイルスによる不利益を最小限に抑えることができるように、学年別非教科活動の反映比率と修能出題範囲を含む大学入試選考の詳細に手入れをして発表しなければならない。