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孫興民の73メートルのワンダーゴール、EPL史上最高のゴールに選定

孫興民の73メートルのワンダーゴール、EPL史上最高のゴールに選定

Posted April. 29, 2020 08:19,   

Updated April. 29, 2020 08:19

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「スーパーソニー」孫興民(ソン・フンミン=28、トッテナム・ホットスパー)の活躍が、韓国を超えてサッカーの本家イングランドでも歴史になっている。

イングランド・プレミアリーグ(EPL)の放映権を持つスカイスポーツは28日、「EPL史上最高のゴールを選ぶファン投票で孫興民が昨年12月のバーンリー戦で決めたゴールが1位になった」と報じた。

ファン投票は、1992年にEPLがスタートして以来28年間、50のワンダーゴールから世界のファンがオンライン投票で最高のゴールを選定している。3週間にわたって行われた予選で、最終候補(16ゴール)に含まれた孫興民のゴールは、投票を締め切った結果、26%の支持(総投票数1万4595票)を得て1位になった。かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したウェイン・ルーニーが2011年にライバルのマンチェスター・シティ戦で決めたオーバーヘッドキックゴール(2位=13%)を2倍近い差で引き離した。スカイスポーツは、「昨年、孫興民が決めたゴールは王冠を占めるに十分な、印象的なゴールだった」と称賛した。

バーンリ戦(5-0のトッテナム勝利)で孫興民は自陣のペナルティーエリア近くでボールを拾った後、73.152メートルを疾走し、相手選手8人を交わして得点に成功した。孫興民のEPL進出後、最長の単独ドリブルゴールだった。このゴールは、アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏が1986年のメキシコ・ワールドカップで決めた60メートル疾走ゴールと比較され、世界から注目を受けた。新型コロナウィルスの感染拡大でEPLが中止され過去の映像を見るのがブームとなっている中、孫興民のゴールは今国内ファンの間では豪快なゴールとして人気を集めている。「僕にはすべてのゴールが貴重な経験で実績だ」と言った孫興民の得点後の謙遜な感想も改めて話題となっている。

孫興民のゴールは、英メディア「ジ・アスレチック」が先日選んだ今季最高のゴールと、ロンドンを本拠とするクラブを対象にした「ロンドンフットボールアワーズ」が選定した今年のゴールにも選ばれた。受賞が続く孫興民が国際サッカー連盟(FIFA)の年末表彰式で最も素敵なゴールを決めた選手に贈られる「プスカシュ賞」まで受賞するかどうかにも注目が集まる。プスカシュ賞は、ファン投票で最終候補3人を選んで、レジェンドで作られるパネルが受賞者を決める。


鄭允喆 trigger@donga.com