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「開かれたウリ党の失敗を反省」、「協治」を強要する与党

「開かれたウリ党の失敗を反省」、「協治」を強要する与党

Posted April. 18, 2020 08:13,   

Updated April. 18, 2020 08:13

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4・15総選挙で民主化以降最多の180議席という成績表を受け取った与党「共に民主党」と大統領府が、相次いで「開かれたウリ党」を振り返っている。2004年の総選挙で152議席を獲得して勝利を収めたが、未熟な国政運営で、4年も持ちこたえられずに消滅した「開かれたウリ党」の前轍を踏んではならないということだ。

「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は17日、党選挙対策委員会の解団式で、「『開かれたウリ党』の痛みを深く反省し、私たちに与えられた任務を全うし、政党をしっかりと運営しなければならない」とし、「国民が与えた議席にはそれだけの責任が伴う」と述べた。李洛淵(イ・ナクヨン)前首相も、「傲慢、未熟、焦り、混乱は禁物だ。国民が与えた責任を履行するには、国民の意思を集め、野党の協力も得なければならない」とし、野党との協力を強調した。大統領府からも、総選挙直後から「『開かれたウリ党』の失敗を繰り返してはならない」という声が出ている。

180議席を確保して野党の同意なく単独で法案と予算を処理できる与党で、このような声が出るのは、新型コロナウイルスの感染拡大の世界経済への影響が本格化するなど、国政運営のすべての責任を負わなければならないという認識による。大統領府関係者は、「今後の国政運営能力によって『本当の勝負』である2022年の大統領選の結果が分かれる」とし、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の栄辱が溶け込んだ『開かれたウリ党』のように未熟な姿ではいけないということを共感している」と述べた。04年の総選挙で勝った「開かれたウリ党」は、国家保安法廃止などいわゆる「4大改革立法」を無理に推進して逆風を迎え、その後06年の地方選挙、07年の大統領選挙、08年の総選挙、12年の総選挙と大統領選挙で負けた。

このため与党は、新型コロナウイルスの克服状況によって下半期に行われる内閣改造で野党の要人を起用する「協治モデル」を本格的に構想しているという。国会法案通過のための「戦略的提携」を越え、外縁を拡大して安定した国政運営の基盤を確保するということだ。また別の与党関係者は、「(未来統合党を除く)正義党、国民の党、民生党の人々も内閣に参加させなければならない」とし、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領と丁世均(チョン・セギュン)首相の考えも同じだ」と伝えた。与党核心部では、3期大統領府改編に続き、下半期に予想される内閣改造で経済関連省庁の長官に国民の党出身で今回の総選挙で落選した金成植(キム・ソンシク)元議員、環境・労働分野の長官に正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)代表の名前が挙がっている。


韓相準 alwaysj@donga.com · 黃炯? constant25@donga.com