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米国防長官、「正恩氏の行動次第で韓米演習の再開を検討」

米国防長官、「正恩氏の行動次第で韓米演習の再開を検討」

Posted January. 04, 2020 09:01,   

Updated January. 04, 2020 09:01

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エスパー米国防長官が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の「新たな戦略兵器」発言と関連して、大規模な韓米合同軍事演習再開の可能性を示唆した。米朝非核化協議の局面で、縮小・中止になった合同軍事演習に対して、米国防総省のトップが再開の可能性を示したのは初めて。

エスパー氏は2日(現地時間)、MSNBC放送とのインタビューで、進行者が北朝鮮の長距離ミサイル開発などに触れ、「韓国との合同軍事演習を再開する時か」と尋ねると、「今後、正恩氏の行動次第で検討することになる問題」と答えた。そして、「北朝鮮との外交の扉を開くために、われわれの根本的な力量に影響を及ぼさない方法で、これまで訓練を縮小してきたのは事実」とし、「しかしこれは今後数ヵ月内の状況の展開によって、われわれが検討することになるだろう」と述べた。エスパー氏はこれに先立ち、FOXニュースとのインタビューでは、「米国の即応態勢は北朝鮮の悪行を抑止できる」とし、「必要ならば今晩にでも戦う準備はできている」と強調した。 

マーク・ミリー統合参謀本部議長は、「陸海空軍すべて高いレベルの態勢を維持していると確信する」と明らかにし、エスパー氏の発言に力を与えた。米本土に対する防衛力を高める措置を取ったのかという質問には、「私たちの防衛力は本土を防衛するのに十分だ」と力説した。

これに対して北朝鮮は強く反発した。北朝鮮の労働新聞は3日、「軍事的攻勢は『正面突破戦』勝利の重要な担保」とし、「共和国の尊厳と生存権を侵害する行為に対しては即時的で強力な打撃を与えなければならない」と警告した。正恩氏が新年に強調した正面突破戦勝利のために、今後韓米合同軍事演習が再開になるなら、直ちに強力な措置に出ると圧力をかけたのだ。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 ファン・インチャン記者 lightee@donga.com · hic@donga.com