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朝鮮時代の代表的書院6カ所の精神文化を照明

朝鮮時代の代表的書院6カ所の精神文化を照明

Posted October. 01, 2018 08:46,   

Updated October. 01, 2018 08:46

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朝鮮の代表的文学空間だった伝統書院6カ所と、その中に込められた精神文化にスポットライトを当てた本が出た。韓国学中央研究院(アン・ビョンウク院長)が最近発行した「石室(ソクシル)書院」「陶山(トサン)書院」「徳川(トクチョン)書院」「玉山(オクサン)書院」「遯巖(トンアム)書院」「筆巖(ピルアム)書院」である。

既存の書院関連書籍は、主に建築物や観光地として書院を扱ったのに比べ、これらの本は人文精神・文化資産として書院の価値を見直した。書院と祭享された人物の思想と活動を中心に関連哲学、文学、歴史、芸術、民俗から書院の建築と経済分野までを網羅している。分野別の専門家31人が筆者として参加した。

「韓国の書院」は、世界文化遺産への登録を審査しており、2019年7月に開かれる世界遺産委員会で登録するかどうかが最終的に決まる。韓国学中央研究院は毎年、新しい書院とその書院に関する人物、思想、精神を本で紹介する計画だ。

韓国学中央研究院は、「書院は、朝鮮時代の私立高等教育機関で、知性のゆりかごであり、性理学発展の中心地だっただけでなく、各地域の教育と文化、世論の求心点だった」とし、「地域と学派、政派によって書院に示された特色にも焦点を当てて本を記した」と明らかにした。


趙鍾燁 jjj@donga.com