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宋国防長官と機務司が「戒厳文書」巡り全面対決の展開

宋国防長官と機務司が「戒厳文書」巡り全面対決の展開

Posted July. 26, 2018 08:53,   

Updated July. 26, 2018 08:53

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宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が国軍機務司令部(機務司)の「戒厳文書」と関連して、「法的問題はない」と発言したかどうかをめぐる機務司との攻防が全面対決への展開しつつある。しかし、北朝鮮の非核化など北朝鮮問題が山積した状況で、国防部長官と軍の防諜機関である機務司間の対立は適切でないと懸念する声が多い。

ミン・ビョンサム100機務部隊長(陸軍大佐)は25日、東亜(トンア)日報の取材に対して、「宋氏が9日に開催した懇談会で、機務司の戒厳検討文書は法的な問題はないと発言したことは否定できない真実」と繰り返し主張した。ミン氏は、「毎週、月曜日と水曜日の午前に開かれる長官懇談会に出席し、長官の言葉など内容をメモした後、機務部隊に戻って文書を作成して司令部に報告してきた」とし、「9日にも宋氏の発言内容が含まれた文書(4ページ)を作成して報告した」と話した。前日の国会国防委員会での自身の発言を再確認したのだ。

これと関連してイ・ソクク機務司令官(陸軍中将)は、同紙の電話取材に対して、「ミン氏がすべてを賭けて事実を話したと考える。懇談会出席者に確認すれば分かるだろう」と話した。国防部は、宋氏が9日の懇談会で、「法的問題はない」と発言していないという内容の「事実関係確認書」を作成し、懇談会出席者から署名を受けようとしたが、ミン氏の反発で取り止めた。同紙が入手したこの文書のコピーには、ミン氏を除く出席者10人が署名していた。機務司もこのコピーを保管しているという。

しかし、国防部のある関係者は同日、記者団に対して、「宋氏が(普段話す時に)主語と述語をはっきりに言わない面もある。(ミン氏が)誤解して(懇談会内容を)まとめたのではないだろうか」とし、機務司側の主張に反論した。一方、軍特別捜査団は同日、機務司本部と戒厳文書を作成した機務司関係者約10人の自宅を家宅捜索し、コンピュータや関連記録を押収した。


ユン・サンホ軍事専門記者 ソン・ヒョジュ記者 hjson@donga.comysh1005@donga.com