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米大統領首席補佐官、「北朝鮮のICBM能力、性能高い」... 軍事的選択肢も示唆

米大統領首席補佐官、「北朝鮮のICBM能力、性能高い」... 軍事的選択肢も示唆

Posted October. 14, 2017 10:58,   

Updated October. 14, 2017 11:07

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米ホワイトハウスが、「北朝鮮が性能の高い再突入体を開発している」と懸念を示し、北朝鮮が現在のレベル以上に核兵器開発を進展させて外交的解決策が挫折する場合、軍事的選択肢に切り替える可能性を示唆した。トランプ大統領は、北朝鮮の核・ミサイルの脅威と関連して「ミサイルを上空で97%撃墜することができる」と自信を示した。

ケリー大統領首席補佐官は12日(現地時間)、就任後初めて記者会見を行い、「北朝鮮が高性能の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を保有しており、性能の高い再突入体を開発している」と指摘した。米政権の高官が、北朝鮮の核ミサイル開発の能力を具体的に確認したのは異例だ。ケリー氏は、「政権を代表して言えば、北朝鮮に(ミサイルを)米本土に到達させる能力を持たせるわけにはいかない」とし、北朝鮮が米本土を攻撃できる核弾頭ICBM技術を確保するよう放置しない考えを明らかにした。

また、「われわれが脅威(北朝鮮の核の脅威)を管理できるが、時間が流れて、もしもこの先、脅威が現在よりも増大するようであればどうなるか・・・。外交努力が実を結ぶのを期待しよう」と述べた。CNNが「なぞめいている(Cryptically)」と評したこの発言は、北朝鮮の核ミサイルの脅威は管理できる範囲内にあり、当分の間は外交的解決に力を入れるが、一線を越えればある種の措置が必要だという考えを示したものだ。

トランプ大統領は11日、FOXニュースに出演し、北朝鮮のミサイル脅威と関連して、「われわれは、世界で最も立派な軍事装備を構築した」とし、「上空で(敵の)ミサイルを97%撃墜できるミサイルを保有している」と明らかにした。そして、「もし2発発射するなら、すべて撃ち落とすことができる」と自信を見せた。

ナウアート国務省報道官は同日、定例会見で、「米国の外交は、韓半島非核化に向けた活動の重要な部分」とし、大使級の外交関係中断を発表したアラブ首長国連邦(UAE)の対北制裁を取り上げた。また、「ケリー首席秘書官が話した『外交』の要諦がこれ(UAEの対北制裁)だ」と強調した。

一方、在韓米軍は、韓半島の有事に備えて、米軍の家族などを避難させる「コレイジョス・チャンネル(courageous channel)」訓練を23日から5日間実施すると、米軍機関紙「星条旗新聞(Stars and stripes)」が12日付で報じた。米軍は昨年10月にも、ヘリコプターを利用して在韓米軍の家族を沖縄県にある米軍基地まで避難させる訓練を実施し、今年1月にCNNを通じて異例にも公開した。



ニューヨーク=パク・ヨン特派員 キム・スヨン記者 parky@donga.com · suyeon@donga.com