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トランプ大統領「新しい貿易協定を協議した」とツイート、FTA再交渉の公式化か

トランプ大統領「新しい貿易協定を協議した」とツイート、FTA再交渉の公式化か

Posted July. 01, 2017 08:24,   

Updated July. 01, 2017 08:25

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トランプ米国大統領は29日(現地時間)、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と「新しい貿易協定(new trade deal)」について話し合ったと発表した。事実上、韓米自由貿易協定(FTA)の再交渉を公式化したものだと受け止められている。トランプ大統領は、ホワイトハウスで行われた文大統領夫妻の歓迎晩餐会の直後、自身のツイッターに「韓国の大統領と非常に良い会談を終えたばかりだ。北朝鮮や新しい貿易協定を含めて多くのテーマについて話し合った」と投稿した。首脳会談の開始前からホワイトハウスが、韓米FTAを意味する「貿易問題」を協議する必要があると主張しただけに、最初の会合からトランプ大統領が韓米FTAの再交渉を正式に提起した可能性が高い。

韓国政府の通商当局はすでに予告されていたとして、状況別シナリオの検討に拍車をかけている。産業通商資源部の関係者は、「トランプ大統領が当選後、継続して韓米FTAの再交渉を主張してきたので、多方面で対応策を探っている」と説明した。

政府は、対米貿易と投資の個別項目別収支も検討している。米国が両国間貿易不均衡をFTA改正の主な根拠として挙げているからだ。ホワイトハウスはすでに、自動車や鉄鋼などについて話し合いたい意向を示してきた。このため、米国としてもFTAの大きな枠組みは維持しようとするものと予想される。

ソウル大学国際大学院のパク・テホ教授(元通商交渉本部長)は、「米国が先に推進している北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉結果を見届けながら、現在のFTA履行状況に対して米国が持っている不満を解消し、私たちが要求すべきことは要求しなければならならない」と指摘した。



朴熙昌 ramblas@donga.com