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「テロの恐怖が高まるほど大声で歌う」 アリアナ・グランデがコンサート再開へ

「テロの恐怖が高まるほど大声で歌う」 アリアナ・グランデがコンサート再開へ

Posted May. 29, 2017 09:04,   

Updated May. 29, 2017 09:05

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米ポップスター「アリアナ・グランデ」(23・写真)が、英マンチェスターで起きたコンサートテロ犠牲者とその遺族のためにチャリティーコンサートを開くと発表した。マンチェスターテロは、2015年11月にフランス・パリのバタクラン劇場やカフェ・テロの悪夢を思い出させる。当時、パリ特派員として現場を取材したとき、路上に溜っていた血痕と逃げていた市民の赤い靴跡は、生涯忘れられない衝撃だった。場所は英国とフランスだったが、テロリストが狙ったのは、米ポップ音楽のコンサート会場だった。シリアのラッカで音楽を禁じたイスラム国(IS)は、「売春と悪魔の音楽を楽しむ異教徒への報復だ」と文化がテロの目標であることを明らかにした。

しかし、テロに勝つ方法は、普段と同じように、日常の文化を楽しむことだった。週刊誌「シャルリー・エブド」もテロの時も、フランスの地上波テレビは芸能番組をそのまま放送した。米ボストンマラソン大会は、テロ後1周年の参加者と観客が2倍に増えた。アリアナ・グランデは、「テロの恐怖が膨らむほど、私たちはもっと愛し、もっと大きく歌うだろう」と話した。



田承勳 raphy@donga.com