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0.021打差、田仁智が最少ストローク賞にも挑戦

0.021打差、田仁智が最少ストローク賞にも挑戦

Posted November. 17, 2016 07:19,   

Updated November. 17, 2016 07:50

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田仁智(チョン・インジ=22、ハイト真露)は今季の米女子ツアー(LPGA)の年間最少平均ストローク部門で69.632を記録し2位につけている。1位のリディア・コ(69.611)にわずか0.021打差遅れている。このため、シーズン最少平均ストローク1位に与えられるベアトロフィーの行方は、17日(現地時間)に米フロリダ州ネイプルスのティブロンGC(パー72)で開催されるLPGAツアーの今季最終大会、CMEグループツアー選手権で決まる。田仁智が今大会でコより3打ほど少ないスコアを記録すれば、すでに確定している新人賞に続いて2冠を達成することになる。

周囲の関心が集中しているが、いざ本人は落ち着いている。小学校時代に数学英才だった田仁智は決戦の瞬間を控えて、「今週は数字は忘れて過ごそうと思っている。スコアは意識しないつもりだ。こういう競争をしていることだけでも幸せだ」と話した。

昨年に国内舞台を制し、今年からLPGAツアーに飛び込んだ田仁智にとって2016年は忘れられない一年だ。18大会で予選脱落は一度だけだったほど安定したペースを保った。10度もトップ10入りし、韓国勢では最も高い世界ランキング3位、獲得賞金ランキング3位(145万ドル)につけている。エビアン選手権では21アンダーを記録し歴代メジャー大会の最多アンダー記録まで塗り替えて頂上に立った。リオ五輪は、激しい競争を勝ち抜いて出場した。田仁智を指導するパク・ウォン・アカデミー院長は、「馴染みのない環境への適応が早い。100点満点に200点の与えたい」と称賛した。

だが曲折も多かった。シーズン序盤、思わぬ腰の負傷で1ヵ月近くの休養を余儀なくされたが、先月は痛みが再発し2週ほどフィールドを離れていた。田仁智は、「もうシーズンが終わったと思うと妙な気持ちだ。みんなが実りのある季節を迎えることを望む。自分も、本当に多くのことを学んだし収穫もあった」と語った。

田仁智は今大会の初日のラウンドが終わった直後にLPGAツアー新人賞を受賞する。演説内容をすでに用意しておいた。韓国女子ツアー(KLPGA)ではもらえなかった新人賞を夢の舞台であるLPGAツアーで受賞することになった感想や、周りの関係者たちへの感謝の気持ちを込めた。最終大会を終えた後は、帰国して5週ほど腰の治療に集中し、大会出場や練習なしに休養とリハビリだけに専念し、来季に備える計画だ。



金鍾錫 kjs0123@donga.com