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現代重工業、6社に分社して独立経営

Posted November. 16, 2016 08:31,   

Updated November. 16, 2016 08:34

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激しい受注不況に苦しんでいる現代(ヒョンデ)重工業が、事業部門別に水平的構造の6つの独立会社に分割することにした。当面は業況が改善しないだろうという見方が膨らみ、切り札として残しておいた「コンティンジェンシー プラン(非常計画)」を予想より早めに先制的に打ち出したのだ。

世界トップ造船会社である現代重工業は15日、取締役会を開き、会社を造船・海洋・エンジン、電気電子、建設装備、グリーンエネルギー、ロボット、サービスの6つの会社に分離する事業分社案件を議決させた。現代重工業は、「各会社が独自的に競争力を確保する独立経営体制を確立する」と明らかにした。事業部門別に「各自生き残り」の道を選んだものと受け止められている。今回の事業再編は、受注不況が予想より深刻化していることで、従来の自救計画案よりさらに厳しいものとなっている。

今回の事業再編で、現代重工業の主力事業である造船・海洋・エンジンの負債比率は144%(昨年末基準)から100%未満に下がることになった。従来の借入金を、分割される会社にそれぞれ割り振ることで、主力会社の財務構造を改善するという計画だ。現代重工業の9月末基準の借入金は7兆3393億ウォン(別途基準)となっている。

水平的構造の事業分割ということにも意味がある。事業部門が子会社に分社されれば、分社した会社の売上や損益が現代重工業全体に影響を及ぼすことになるが、水平的分割は、各会社の損益が、ほかの会社に影響を及ぼさない。

組合の反発が予想されるが、現代重工業側は、「事業分割は法的に組合に通報さえすればいい事案なので、問題にならない」と説明した。現代重工業の労組は構造調整に反発し、最近まで10度もストを繰り広げた。



鄭旻志 jmj@donga.com