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「DMZを韓半島の背骨を繋ぐグリーンベルトに」

「DMZを韓半島の背骨を繋ぐグリーンベルトに」

Posted April. 11, 2016 07:25,   

Updated April. 11, 2016 07:34

「京元(キョンウォン)線で鉄馬が再び走る時、青い木々も北の土に植える日が来ることを切に願います」

アジア緑化機構(キム・ドングン常勤代表)と江原道(カンウォンド)は8日、江原鉄原郡(チョルウォングン)の非武装地帯(DMZ)平和文化広場で、「青い生命のDMZ、一緒にする植樹」行事を共同開催した。第71回植樹日を記念して行われた今回の行事には、キム代表や崔文洵(チェ・ムンスン)江原道知事、李賢鍾(イ・ヒョンジョン)鉄原郡守、住民や軍将兵300人余りが参加して、クヌギなど2752本を一緒に植えた。鉄原は、朴槿恵(パク・クンヘ)政府の対北重要公約と言われているDMZ平和公園の候補地の一つだ。朴大統領が昨年出席して、京元線復元工事の起工式を行った白馬(ベクマ)高地駅も、DMZ平和文化広場の近くにある。崔知事は、「2752本は、江原道の人口(68万2501人)をDMZの長さ(248キロ)で割った数字であり、全道民が行事に参加するという意味が込められている」と語り、「北朝鮮と最も近く向き合っている鉄原に植えた木々が、早く成長して、統一の念願が実現することを願う」と述べた。キム代表も、「今、南北関係は悪化しているが、対北事業を予め準備することに意味がある」と言い、「ここのDMZに植える木々は、統一後の南北を繋ぐ韓半島の背骨や健康なグリーンベルトの資源になるだろう」と語った。

国連傘下の食糧農業機関(FAO)の先月の発表によると、5年間で北朝鮮では平壌市(ピョンヤンシ)面積の5.6倍に上る森林が無くなった。年々荒廃しつつある森林のサイズは、サッカースタジマウ13万個分に上る。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)が昨年、森林破壊との戦いを宣言して、大々的な植樹を指示したのも、森林が破壊されれば自然災害に脆弱になり、燃料(焚き物)難や食糧難へと直結するからだ。

東亜(トンア)日報やアジア緑化機構は3年前から、北朝鮮の食糧や燃料、環境問題の解決のため、「複合営農方式」の北朝鮮での植樹事業を実施してきた。昨年10月、苗木や種子など、コンテナ28台分の林農複合モデル団地の造成物資が、黄海北道沙里院(ファンへブクド・サリウォン)地域に初めて支援された。大統領直属統一準備委員会経済分科委員でもあるキム代表は、「今は支援が一時中止となっているが、南北森林復元は、朴大統領の関心が高いだけに、南北関係の雪解けムードが造成されれば、初の対北事業として再開されるだろう」と期待を表した。「一本の木、青い韓半島」キャンペーンを巡る詳しい内容は、アジア緑化機構のホームページ(www.greenasia.or.kr)で確認できる。



철원=조숭호기자 鉄原=チョ・スンホ記者 shcho@donga.com